ライフスタイル
もーりー
正しい処置をしよう!勘違いしやすい『ゴルフルール』【第1回】
皆さんゴルフを楽しんでいますか!
こんにちは、ライターのもーりーです。
ゴルフって、プレー中に審判がいないという珍しいスポーツです(オフィシャルの試合では競技委員が帯同していますが、よほどのことがない限り口を挟むことはありません)。
ですから、ゴルフの場合はプレーヤー自身が審判も務める必要があります。
そのためにも、常日頃からルールを勉強して、正しい処置で楽しく、プレーファストを心がけたいものです。
ボールを動かす動作に関するルール①
勘違いしやすい『ゴルフルール』。
第一弾は、ボールを動かす動作に関するルールです。
まずはこちらから。
①ティーから落ちかけたボールを打った
②フェアウェイに止まったボールに泥がついたので拭いた
のっけから微妙なシチュエーションですね。
この場合は①は無罰で、②は1打罰※になります。
ゴルフは『あるがまま』の状態でプレーをするのが基本になります。
ボールに泥がついても、そのままプレーを続けなければなりません。
例外はグリーン上だけです。
グリーンに乗ったボールは、マークをすれば拾い上げてボールを拭いてもOKです。
①②に共通する処置としては、打ち直しはせずに、そのままプレーを続行することになります。
※ローカルルールでボールを拾い上げて拭くことが認められる場合もあります。
ボールを動かす動作に関するルール②
次のアクションはこちらになります。
③ボールを局外者もしくは同伴競技者が動かした
④止まっているボールが風によって動いた
皆さんもラウンド中に経験があるかもしれませんね。
まず③の場合は、プレーヤー本人には非はありませんから、無罰となります。
ちなみに誤ってボールを動かしてしまった同伴競技者にも罰打は加算されません。
ただし注意が必要なのは、その後の処置です。
次打はボールを必ずリプレース(元あったところに戻す)してから打たなければなりません。
もしリプレースせずに打ってしまった場合は『誤所からのプレー』とみなされ、2罰打となってしまいます。
④の場合も無罰ですが、次打については風で動いて止まった場所から打つことになります。
③の場合と処置が異なりますので、気をつけるようにしましょう。
白杭(OB杭)は『動かしてはいけない障害物』
この前のラウンド中に、同伴プレーヤーからこんな質問がありました。
「ボールがヤード杭の後ろに止まっていて打てないんだけど…」
こういう場合はボールはそのままで、ヤード杭を抜いてプレーを続けましょう。
もちろん無罰です。
ヤード杭などの表示物やごみ箱などの人工の障害物は、『動かせる障害物』とみなされます。
スイングの邪魔になる場合でも、プレーの進行方向にあって邪魔な場合でも抜くことができます。
もし、それらの障害物がコンクリートなどで固められていて動かせない場合はどうなるのか。
このときは、スイングの妨げになる場合のみ、『動かせない障害物』の救済処置が適用されます(ニアレスポイントからの1クラブレングス以内の範囲内にドロップ)。
あと気をつけたいのは白杭(OB杭)です。
OBとの境界を定めるものは、すべて『動かしてはいけない障害物』となります(『動かせない』との違いに注意!)。
ヤード杭と同じだと勘違いして白杭を抜いてプレーすると2罰打になりますから、くれぐれも注意が必要ですね。