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ロストボール?新品?ゴルフボールはどっちがいいの!?
こんにちは、ライターのとやです。
初心者の頃はショットが安定しないものですから、ボールをよくなくすんですよね。そんな時、多くの方が使っているであろうお財布にも優しいロストボール。
ゴルフ初心者の内は、とりあえずロストボールをチョイスする! という方も多いんじゃないでしょうか。
それに対して価格が比較的安価な新品のボールもあります。結局ボールはロストボールで十分なのか、それとも新品のボールのほうがいいのか?
どちらがいいのかちょっと見ていきたいと思います。
目次
そもそもロストボールとはどんなボール?
ロストボールとは、打ったボールが見つからないという「紛失球」のことではありません。言葉は一緒なんですけどね。
ここで言うロストボールとは、ゴルファーが打って紛失したボールをゴルフ場やその回収業者が回収し、洗浄して再び店頭で販売されるもののことです。
ロストボールは激安! 高性能なボールが安く使えるメリットが!
ロストボールのメリットはとにかく激安なことです。何せ新品のボールは安くても1個100円程度。高いものになると1個500円を越えるボールも珍しくありません。
そのボールが5分の1から10分の1くらいの値段で購入できてしまうんですから、「激安」と言えますよね。
普段なら高くてお試しで使えないブランドのボールだって、ロストボールならば安い値段で試しやすくなるというメリットもあります。
ロストボールはどうやって販売されているの?
ロストボールと新品のボール、どちらがいいのかを見ていく前に、まずロストボールがどのようにして店頭に並んで販売されているのか確認してみるのが良さそうです。
ゴルフ場へ行くと、池や谷、はたまた林の中などに大量に落ちているボールを見ることがありますよね。
これはもともとゴルファーが打ち込んでしまったり、回収し切れなかったボールが溜まったものです。
このようなボールを回収業者が回収、洗浄して「ロストボール」として販売しています。
つまりは落とし物のボールを回収して、それを販売しているのがロストボールというわけです。
ロストボールが置かれている環境は厳しい……?
さて、このロストボールが置かれている環境は決していいとは言えません。
雨が降ったり晴れの日もあったりしますので、直射日光にさらされ続けているボールもあれば、水の中に沈んだまましばらく放置されたゴルフボールも。
そしてそのような環境に、どれくらい置かれているのか期間がわからないのがロストボールなんです。
長期間放置されたボールは飛距離性能が落ちることがわかっています。また、その性能の落ち幅も一定ではありません。
なので同じブランドのボールでも、新品のボールでは230ヤード、あるロストボールでは220ヤード、別のロストボールでは210ヤードと、同じくらいのナイスショットでも飛距離が変わってきてしまう可能性もあるんですね。
ロストボールのデメリットを考えると新品のボールがいい
ロストボールが選ばれている理由は、その安さにありますよね。
ですが安さ故に性能が安定しないことは、決まった飛距離を狙って打つアイアンの縦の距離感に関して言えば大きなデメリットと言えそうです。
なのである程度決まった距離を狙って打つようになったら、ロストボールよりも新品のボールのほうが飛距離も安定してくることでしょう。
ロストボールも銘柄がバラバラなもの、新品なら1個500円以上する高級ボールのロストボールなどいろいろ販売されています。
けれどもどれくらいの劣化が進んでいるのか見た目ではわからないので、「初心者用」「練習用」と割り切ったほうが良さそうです。
ロストボールにも種類がある!?
ロストボールとひとくくりで紹介をしていますが、ロストボールにもいくつか種類があります。
・ブランドごちゃまぜ、汚くてもおかまいなしの激安ロストボール
・ブランド統一、キレイな激安ディスタンス系ロストボール
・ブランド統一、キレイな高級ロストボール
まずブランドもごちゃまぜ、汚くてもおかまいなしというロストボールです。ビニール袋などに50個入り! とかで入って販売されているものですね。50個入り1000円! 100個入り2000円! という激安価格がウリ。
もちろん色もバラバラ、品質もバラバラ。公認球ではないボールも当然ながら混ざっています。
次にブランドが統一されていて、ある程度キレイなディスタンス系のロストボールが入っているものです。
銘柄で言えばスリクソンの「ディスタンス」やタイトリストの「ベロシティ」、ブリヂストンの「ツアーステージ エクストラディスタンス」などの、比較的使用者が多めのディスタンス系ボールとなります。
こちらのディスタンス系ボールのロストボールは、1個50円程度が相場になります。
続いて「高級ロストボール」と名の付くものが、ツアー系ボールと言われる、タイトリストの「ProV1/V1x」、スリクソンの「Z-STAR/Z-STAR XV」などのゴルフ上級者やプロ御用達銘柄のロストボールです。
この高級ロストボールは、1ダースで1000円~1500円くらいの値段が相場です。
高級ロストボール人気の秘密!
さて、先ほど紹介した高級ロストボールなのですが、実は大人気なんです。その人気の秘密はもちろんその安さ。
なにせタイトリストの「プロV1」やスリクソンの「Z-STAR」はツアー系のボールとしても、プロゴルファーたちの使用率がかなり高いことでも有名です。またその品質の高さやスピンの入り方からアマチュアの中でも上手なゴルファーたちがこぞって使用しています。
ただそれだけに購入する際の値段がネックに。そう、これらのボールって新品だと1ダースで6~7000円という値段になってしまうんですよね。
それが高級ロストボールとして、1ダースで1000円くらいで購入できてしまうんですから、人気が出るのもわかります。
大人気のタイトリスト「ProV1/V1x」の試打をしたGridgeの動画がこちらになります!
見栄を張るなら高級ロストボールでもいいけれど……ロストボール卒業のススメ
ゴルフをやっていると、周りのゴルフ仲間からゴルフボールの話になることもありますよね。すると「ボールは何を使っているの?」という質問をされる場合もあります。
そんな時にツアー系ボールを使っていると答えると、なんとなくちょっとかっこいいですし、見栄も張れるような気がするんですよね。
見栄を張りたいのならば、高級ロストボールでもいいでしょう。性能は後回しですね。
でもボールの品質を揃えて一定のショットを打ちたい! というゴルファーは、ロストボールを卒業して安くても新品のボールをおすすめしたいと思います。
新品のボールでも安いゴルフボールはある
アベレージゴルファーにとって、池ポチャやOBは日常茶飯事。
なので、多くのロストボールを生み出しているのも、そのアベレージゴルファーと言えなくもありません。
財布事情を考えてロストボールを使いたい気持ちもわかりますが、ある程度のスコアを狙っていくなら品質が一定となる新品のボールを使っていくようにしたいですね。
高級ロストボールでも、元のボールのポテンシャルは高いかもしれませんが、どれくらい劣化しているのか、見た目からは誰にもわからないためです。
ちなみに新品のゴルフボールでも、かなりお値打ちなボールがあります。
2ピースのディスタンス系ボールばかりですが、それでも飛距離などの性能が安定していることは捨てがたいメリットなんです。
1個100円~200円程度で購入できる、新品のゴルフボールも数多く販売されていますよ。
アベレージゴルファーの皆さん、ロストボールは卒業して新品のゴルフボールでラウンドしてみませんか?
激安ロストボールを買うなら何用で購入すればいいんだろう?
ラウンドで使うには品質が安定しない関係で、ちょっとおすすめできないのがロストボールですが、どんな使い方ならロストボールをおすすめできるのか考えてみました。
それはやはり家にゴルフ練習ネットが設置してあるようなご家庭で、練習用のボールとして使うのが一番の使いどころでしょう。
安く大量に手に入りますから、あまり品質が関係しないところでロストボールの安さのメリットが出てきます。
ロストボールを使ってもいいゴルファーを考えてみる
ここまで散々「ロストボールではなく、新品のゴルフボールを使っていきましょう」というお話をさせてもらいましたが、ロストボールでもやむなし! というゴルファーもいます。
それはボールの違いがまったくわからないゴルフ初心者です。
ショットが安定していませんので、ボールの品質が一定であっても飛距離がそもそも揃わない。なかなかちゃんと当たらない、というレベルのゴルファーはOBや池ポチャをしても財布に響かない激安ロストボールがいいでしょう。
スコアの目安は120切り程度がロストボール卒業ラインになってくるでしょうか。
ロストボール? 新品ボール? 結論は「新品」!
「ロストボールと新品のゴルフボール、どちらがいいのか」という疑問に対する結論は、やはり新品のゴルフボールのほうが良い、という結果になりました。
ツアー系のボールではなかなか値段が高くて購入まで考えられない、という方も少なくないかもしれませんが、そんな人はディスタンス系の安い新品のボールを選んでみてはいかがでしょうか。
安いボールがいいけれど、スピンもしっかり入るボールがいい! というゴルファーは、1個200円~300円程度の中価格帯のボールも販売されているので、値段と性能を天秤にかけながらボールを選んでくださいね。
ボールの品質を揃えて、ベストスコアを目指しちゃいましょう♪