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野村タケオ

ゴルフマン【第49話】カチコチ

木曜日のお楽しみ、ゴルフマンの第49話です。

冬ってゴルフ場すべてが凍っちゃいますよね〜。

【第49話】カチコチ

冬ってゴルフ場全体がカチコチに凍ります。

池はもちろん、フェアウェイやグリーンだってカッチコチになっちゃう。

おかげでめっちゃトップしたティーショットなんかがコーンコーンと跳ねて、280ヤードくらい飛んじゃったりして。

うれしいんだかうれしくないんだか微妙な気持ちになりますね。

冬場はフェアウェイよりラフのほうがボールが浮いてて打ちやすいから、ティーショットもフェアウェイキープよりもラフに行った時のほうが「よっしゃ!」って気持ちになる。

池は凍るからコーンって跳ねますが、どこに跳ねるかは保証がない。

跳ねてコースに戻ってきてくれればありがたいですが、ツーっと氷の上を滑って、池の真ん中辺りで止まっちゃったりね。

池ポチャなら絶対に打てないからあきらめがつくけど、池の氷の上にボールが残っていると、そ〜っと氷に乗って、そ〜っと打てば打てるんじゃないかって思っちゃいます。

ま、確実に氷が割れて大惨事になるでしょうが。

グリーンだって凍るから、「ナイスオーン」と思った球が奥のバンカーとかOBまで行っちゃったりして。

冬場はグリーンの上に凍結防止のシートを敷いてくれたりしています。

まあまあ高級コースなんかに行くとグリーンほぼ全面にシートが敷いてあるんだけど、少々お安めのコースだったりするとピンのまわりだけに敷いてあったりする。

だいたい4畳半くらいの大きさくらいのシート。

なので、ボールを落としていい場所が4畳半くらいしかないわけだから、そりゃもうめっちゃ小さいグリーンに向かってショットすようなもんです。

他のところに落ちたらコーンって跳ねてどっかに行っちゃうもんね。

アプローチだって芝が薄くなるからめっちゃ難しい。

かなりクリーンにボールをとらえないと、バウンスが跳ねてトップになっちゃったりするし。

とにかく冬場のアプローチはできるだけ転がしに徹したほうが無難ですね。

ティーグランドだってねカチコチだからティーが刺さらない。

冬にはティーグランドに穴を開けるための道具が置かれていますが、あれってどこに穴を開けたか見失っちゃうんだよね〜。

んで、冬場はティーが折れる折れる。

ほぼ毎ショットティーが折れるもんだからコスパ悪いっすよね。

そんな思いまでして真冬にゴルフやらなくても良いんじゃないかって思いますが、やっぱりやりたくなるんですよね。

せっかくやるんだから、冬は冬なりのコースマネジメントを考えて楽しみましょう!