ライフスタイル
野村タケオ
ゴルフなヒトビト その7「解説するヒト」
ミスした原因が分かってるってことは素晴らしいのですが・・・。
目次
解説するヒト
ゴルフはミスのスポーツと言いますが、プロでもミスするくらいですから、僕たちアマチュアがミスをするのは当然なわけです。
っていうか、ほとんどのショットがミスと言ってもいいくらい、アマチュアはそうそう素晴らしいショットなんて打てないもんなんです。
まあ、ちょっとダフったとか、ちょっと右に行ったとかでも、とりあえずグリーンに乗ったとか、池には入らなかったとかなら、ミスショットとはいえども許容範囲なわけですよ。
しかしこれが超スライスでOBになったとか、大ダフリで池に入ったとかだともう思わず「あ〜」とか声が出ちゃったりする。まぁ、それが普通の人の反応なわけです。
しかし、ミスショットをした時に、なぜそんなショットになっちゃったかを全部自分で解説しちゃう人がいらっしゃいます。
これが「解説するヒト」。
例えばスライスで右に行った時、普通なら「うわ〜スライスした〜」とか「右に行った〜」とかいうわけですが、解説するヒトは違います。
「あー外からカットに入ってフェースが開いて当たった〜」てな感じで、ちゃんとどうしてスライスしたかを解説してくれるわけです。
大ダフリした時も「球を上げようとしてしまって右肩が下がってダフった〜」とかね。
この解説するヒト、自分で毎回ちゃんとミスの原因が分かってるんだから、なかなか立派なもんです。
理由が分かってるんだから、次からはミスしないようにできそうなもんですが、まぁゴルフってそんな簡単なもんじゃないしね。
解説してるミスの原因も本当にその通りなのかも怪しいもんだし。
しかしなんで解説しちゃうんでしょうか?
しかも解説する時ってミスした時だけだしね。
ナイスショットでフェアアウェイど真ん中に行った時には「よっしゃ!」くらいのもんで、「しっかりと体が回って、クラブがインサイドから下りてきてスクエアにインパクトできたね〜」とか言ったりしない。
「どわー!体が起き上がって、手が浮いちゃったからトップした〜!」とかは言うんだけどね。
やっぱ自分に対しても同伴者に対しても、ミスショットの言い訳をしたいってことなのかな。
まあ、もし解説するヒトと一緒の組になったとしても「ちょっと賑やかな人だな」くらいなもんで、そんなに気にしないでラウンドできるからいいんですが、困るのが他人のミスショットのことまで解説しちゃう人。
こっちがミスショットするたびに「あ〜今のはちょっと肩が開いちゃいましたね〜」とかね。
内心は「大きなお世話だっちゅーの!」と思いながらも、「あ〜開いちゃってましたか〜」などと答えなきゃなんない。
やっぱ解説するヒトとはあまり一緒にラウンドしたくないな〜。