Gride

bs_banner
gettyimages/930609832
getty

ゴルフ動画

オニオンスライス

PGAツアー練習日に行われたホイール・オブ・フォーチューン?!

ホイール・オブ・フォーチュン。

この言葉を聞いて、アメリカで放送されていたあの伝説のクイズ番組を思い出した方は、筆者と同じくシニア世代ではないでしょうか?

大きなルーレットを回して、豪華客船のクルージング、高級車、もちろん高額な現金などの商品がもらえる、まさに庶民にとっては夢のようなクイズ番組でした!

2018年バルスパーチャンピオンシップ

getty

2018年バルスパーチャンピオンシップ。

この試合は読者の中にも強く記憶に残っている方が大勢いるのではないでしょうか。

大会はイングランド出身のポール・ケーシーが3打差以内に7人の選手がひしめき合う激しいトップ争いを抜け出して優勝しました。

しかし、ゴルフファンの間では「ケーシーが優勝した大会」ではなく「タイガー・ウッズが1打差で優勝を逃した試合」として心に刻まれてしまいます。

理由を聞くと「それは仕方ないね」となるのですが……。

実はこの試合、もしもタイガーが勝っていたら実に1680日ぶり(約4年半ぶり!)、しかも80勝という大台が掛かっていたのです!

タイガーもさすがに最終日はそのあたりを意識していたのか、表情にも緊張感が漂っていました。

2バーディー1ボギーの「70」でホールアウトという安定したプレーを披露してくれましたが、優勝には1打及びませんでした。

PGAツアーの思いつき企画?!

getty

さて、そんなドラマが繰り広げられた2018年バルスパーチャンピオンシップの練習ラウンドで、こんな企画が動いていました。

それが「ホイール・オブ・フォーチューン」です!

大会が開催されたインスブルックリゾートの14番ホール、145ヤードのパー3が企画の会場。

ティーグラウンドの横には、なにやら怪しいルーレットが設置されています。手作り感満載で、手書きの項目がいかにも思いつきの企画っぽい雰囲気を醸し出しています。

そこに、試合前の練習ラウンド中のトッププロが次々とやってきます。

PGAツアーのイタズラ企画スタッフ担当者から、問答無用で参加を言い渡されます。

意外と参考になるトッププロの工夫?!

ルーレットには、

「ドライバー」
「1番アイアン」
「左右逆で打つ」
「キッズクラブ」
「(上記4つから)選べる」

の5つの項目が入っています。

ドライバーでは薄めに、こするようにボールをとらえて飛距離を殺し、キッズクラブではフェースを立てて低い弾道で攻めていましたね。

それぞれの選手たちの対応能力は、さすがPGAツアーのトッププロ!

大変参考になりました。

まとめ

getty

アダム・スコットのキッズクラブ。

ジョーダン・スピースのドライバー。

ローリー・マキロイの左打ちなどなど、思いつきの企画(筆者の勝手な推測)にしては、見どころ満載となりました!

特にマッケンジー・ヒューズのキッズクラブでの1オンは見事でした。

それにしてもこんな思いつきの企画(筆者の勝手な推測)に世界のトッププロが嫌な顔ひとつせずに協力してくれたところに感動しました。

みなさんも参考になりま……せんよね!