ライフスタイル
飛太郎
スランプになった時こそ効果を発揮!あなただけの「スイッチ」を探しましょう
こんにちは! 飛太郎です。
いつも僕の記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。
諸先輩ゴルファーの方々からのご意見も、とても参考になります。
僕はまだドラコン競技の日本王者ではありませんが、日々目標に向かってエネルギーを燃やしております。
しかし、やはりゴルフにしてもどんな競技にしても、「これで完璧!」という絶対的なアンサーはなく、その道の険しさと楽しさに悪戦苦闘しながら喜んで戦っています(笑)。
「完璧!」どころか、とんでもないスランプに陥る事も多々ある訳で、それはすべてのゴルファーの方にご理解いただけるのでは、と思うのです。
今回は、そのスランプに見舞われた時の一助になれば・・・と、一つご提案します。
それは、練習場でぜひ見つけ出していただきたい、あなただけの「スイッチ」について。
不意に訪れるスランプ、イップス、大ピンチ・・・打開策はあるのか??
突然訪れる不調、スランプ、イップス・・・。
それが練習場ならまだしも、ラウンド中や試合中などに起きると大変ですよね・・・。
熟達したゴルファーの方なら、たくさんの引き出しから特効薬を引っ張り出してきて、たくましく急場を乗り切るのかも知れません。
僕が戦わせていただいているドラコン競技は、基本的に3分(試合によっては2分30~45秒)の間に6球のショットが許されています。
意外と時間あるんだな、と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、不調の時はコレがもう恐ろしく短く感じるんです(恐)。
なんせ有効打は「打球の着弾からラン、停止まですべてフェアウェイ上である事」なうえに、誰よりも飛ばさなきゃならないんですから、そりゃ慎重にもナーバスにもなります。
参戦当初は何度も慌てました・・・。
僕のドラコンの師匠は、どんなに不調の時だろうが6球中5球まで無効打であろうが、最後の1球で必ず「勝負球」を放つという、超人技を見せつけてきます(汗)。
同じブロックで当たってしまった時は、いつものその姿が容易に想像できてしまうので、毎回彼の脅威に震えるのですが・・・。
そんな師匠にある日、どうやってピンチを脱出しているのか聞いてみました。
すると彼は「ルーチンが意識をリセットしてくれるんだ」と言いました。
ここでもルーチンかぁ・・・とションボリしていると、彼は続けて僕に教えてくれました。
「脱出用のスイッチを設ける事だ」と。
人それぞれにある、エマージェンシー・スイッチ
どんな小さな事でもいい、たとえ一つでもいい、それで十分だと信じられるスイッチ。
それを自分なりに見つける事・・・。
師匠の教えに従って、僕は自分のスイングを分解し、クセやパターンを一つ一つ分析してみました。
以前の記事に書いた「パニックショット」が出てしまう時、飛ばそうと無駄な力が入ってしまっている時、あるいは逆にフェアウェイに入れようと慎重になり過ぎる時。
すべてのシーンに共通していたのは「これさえやれば大丈夫!」という、確固たる自信がなかった事でした。
そしてそんな時に必ず現れていた僕の悪癖が、「右ヒザの伸び上がり」だと顕在化したのです。
『まずはコレだけをなんとかしてみよう』、そう思って取り組み始めました。
もちろん、そんな意識一つでゴルフスイングが元に戻れば、苦労はないかも知れません。
でも師匠の言いたいことは、そうじゃありませんでした。
自信のなさや不安・違和感は、せっかく今できている他の動きさえも石のように硬くしてしまう、ということでした。
ですから、僕は自分の一番悪いクセを、アドレスに入る前におさらいするようにしてみたんです。
「うん、大丈夫。この悪いクセが出てないから、今日は絶好調だ」
練習場で何度も襲ってくる不調のたびに、そのエマージェンシー・スイッチを押してみるよう心掛けました。
結果、ほどなくして念願の初優勝を飾る事ができました。
あの日以来、師匠が僕にブッキラボウに教えてくれたアドバイスは、今では常住坐臥(じょうじゅうざが…座っているときも、寝ているときも。いつも)、僕の中にあり続けています。
そして、それが本当に心強い援軍となってくれます。
弱点=味方であると頼ること
自身の弱さや未熟さなどは、どの道を歩んでも必ずついて回るものだと僕は思っています。
それを嫌ったり恥じたりするのではなく、ピンチの時にはそれが必ずトリガーの役割を担って目の前に現れてくれるのですから、いっそ「味方」につけてしまうのはいかがでしょう?
未熟な僕は、未熟さを味方につける事をスイッチに選択しました。
一つご参考にしていただければ幸いであると同時に、諸先輩方のお持ちのスイッチ、ぜひご教授いただきたいと思いますね。
すべては、素晴らしいゴルフとそれを愛してやまない方のために。
それではまた! 飛太郎でした。
※「強い選手がなぜ強いかを教えてやる、彼らはいつだって練習通りの事ができる技を持っているから、強いんだ」という至言をくれた師匠。
きっとこの記事は読んでいないけれど、この場を借りて、ひそやかに御礼申し上げます。