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マウスピースで飛距離が伸びる!?過去にもこんな“事件”がありました
マウスピースって装着したことありますか?
スポーツ選手が瞬間的に力を出すようなとき、歯の保護を目的としたり、睡眠中のいびきや歯ぎしりによるすり減りを防止したりするものですよね。
ボクシングの試合中継を見ているとよく見かけるものですが、実はマウスピースで飛距離が伸びるなんて噂が。
またこのマウスピースを巡ってプロゴルフでは“ある事件”も勃発していたんです。
目次
マウスピースで飛距離が伸びる科学的根拠はあるの?
実はマウスピースを装着することで、ゴルフの飛距離が伸びるという科学的な根拠はまだ出てきていないようです。
ただ実際に使っているゴルファーからすると「よくわからないんだけど飛距離は伸びてる気がする」という証言も得られました!
インパクトなどの強い力で歯を噛みしめる場合、歯全体で噛むことができて歯の保護にもなりますし、強い力も入れやすくなる、というのが大方の見解のようです。
特に高齢者になると、長年酷使してきた歯はボロボロになってしまっている方も多いんだとか。
飛距離目的だけでなく、保護としてマウスピースの装着を考えてもいいのかもしれませんね。
スポーツ用マウスピースなんてアイテムも
スポーツ用マウスピースというアイテムが販売されています。
ラグビーやアメフトなどの接触頻度の高いスポーツはもちろん、野球などの接触プレーが頻繁ではないスポーツでも広く使われ始めているようですね。
またマウスピースをすると話ができないんじゃないか、という心配もありますよね。
でも種類によっては会話に支障がなく、さらには着用中にも違和感があまりないようなものも出てきています。
完全オーダーメイドの高額なものから、1000円程度で収まってしまう安価なものまであるんですよ。
尾崎直道がマウスピース着用で失格に!?
2012年の東建ホームメイトカップの初日、尾崎直道選手がマウスピースを着用してホールアウト。
その後、失格になるという事件が発生したんです。
実はルールブックにはマウスピースの着用禁止、と規則で明記されているわけではありません。
しかしゴルフルール「14-3 人工の機器と異常な携帯品、携帯品の異常な使用」この規則の中で“異常な携行品”とみなされ失格になったというのが経緯です。
しかしマウスピースそのものが異常な携行品とされたわけではありません。
尾崎選手がホールアウト後に「マウスピースを使うと距離が出る」と何気なく発した一言で、飛距離を出すためにマウスピースを着用したことから“異常な携行品”とされたんですね。
これがもし歯の保護の目的だとしたら失格とはなっていなかったというJGTOの見解も示されています。
実際にマウスピース使用で飛距離は出る可能性も、ただし競技ゴルフでは注意
実際に尾崎直道選手が「飛距離が出る」と実感していたのですから、科学的な根拠はなくても効果には期待できるかもしれませんね。
しかし飛距離のためのマウスピースは異常な携行品とみなされてしまうために競技ゴルフでは避けなければなりません。
けれども完全なプライベートゴルフや、歯の保護のためならメンバーに了承さえ得ていればよほど問題になることはないでしょう。
非公認球や反発係数オーバーのドライバーヘッドを使うような感覚でしょうか。
ただし中にはルールから外れたことを嫌うゴルファーもいます。
なのでもしラウンドでマウスピースを装着するのならば、メンバーから了承を得てから使った方がトラブルを回避することができそうですね。