ライフスタイル
野村タケオ
ゴルフマン【第33話】ファー!
木曜日のお楽しみ、ゴルフマンの第33話です。
曲げた時にはすぐに「ファー」と叫びましょうね。
目次
【第33話】ファー!
ドライバーショットってのは曲がるもんです。
プロでさえ曲がるんだから、ヘッポコな僕たちアマチュアが曲がらない訳がない。
曲がるのは仕方がないですが、曲がったら必ず「ファー!」と叫ぶのがゴルフのお約束です。
だってあんな硬いボールが飛んで行くんだから、もしも誰かに当たったら、大ケガしちゃう可能性があるわけですからね。
ちなみに本当は「ファー」じゃなくて「フォア」が正しいようですが、なんで球が曲がった時に「フォア」と叫ぶのかは「英国陸軍説」とか「オランダ語由来説」とかいろいろな説があるらしいっす。
気になる方は自分で調べてください。
んで、「ファー」の声はもちろん曲げた本人が言うのが当たり前ですが、キャディさん付きラウンドだと真っ先にキャディさんが叫んでくれます。
そのキャディさんの声もいろいろで、まったく声が響かないというか通らない声の人もいますよね。
「酒焼けですか?」みたいなハスキーボイスのキャディさんだと、たぶん隣のホールには声が届かないから、自分で頑張って叫びましょう。
逆に民謡の歌い手さんみたいにめっちゃ通る声で、コース中に響き渡るような美声のキャディさんもいます。
しかもそういうキャディーさんは「ふぁーーーーーー!」って声がまた伸びるのよ。
「いい声だね〜」って聞き惚れちゃう。
めっちゃ良い声のキャディさんだと、その「ファー」を聞くためにわざと曲げたいような気持ちになることもあるくらい(笑)。
たとえボールを曲げて「ファー」と叫んでも、僕的にはカッコ良く見せたいな〜と思うわけです。
じゃあどういう風にすれば「ファー」がカッコ良くなるのか?
テレビでアメリカツアーなんかを見てると、曲げた選手が「フォア!」と叫んで、曲がっていった方を指差すシーンがあるんですが、見たことありますか?
あれがなんだかスマートでカッコ良いのよ。
なので、僕はこれから曲げた時には曲げた方を指差して叫ぶことにします。
でも指差しても誰も見てないから意味はないんですけどね(笑)。
さっきも書いたように本当は「フォア」が一番本当の発音に近いようですが、日本式に「ファー」のほうが叫んでる感が出るので、いかにも危ないぞ〜!って感じが出て良いような気もします。
しかし間違っても「フォー」はいけません。
マイケル・ジャクソンや芸人のレイザーラモンHGのように(古い?)ノリノリの人みたいになっちゃいますからね。