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こせきよういち

2014年春を騒がせたアマチュアたち。次に勝つのは誰?~世界のゴルフ界の面白情報を拾い読み#33

先週の国内女子ツアーでは日本ツアー2年目、21歳の森田遥が待望のツアー初優勝を達成しました。

彼女はジュニア時代からツアーでたびたび優勝争いを演じてきた逸材。いつ優勝してもおかしくない、素晴らしい実力の持ち主でした。

そして、同世代にはツアー初優勝が待たれる、ライバルの有力選手が何人かいます。

彼女たちは、あの勝みなみ(写真、今年7月のプロテスト合格)が15歳で衝撃のツアー優勝をやってのけた2014春、同じくアマチュア優勝に手が届きそうな選手でした。

2014年、勝みなみに次ぐジュニアのツアー優勝目前だった森田遥

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先週、ようやくツアー初優勝を遂げた森田遥。

ジュニア時代の彼女がツアー優勝目前に迫ったのは、2014年5月の「サイバーエージェントレディス」でした。

同じくジュニアの勝みなみ(当時15歳)がツアー優勝を果たし、ゴルフ界が騒然となった「KKT杯バンテリンレディス」の翌々週の大会です。

森田は2日目を終えて、次に紹介する堀琴音(当時はプロ転向直前の18歳)と並んでトップタイ。

しかし、最終日は73打とスコアを伸ばせませんでした。

一方、優勝した一ノ瀬優希は安定した試合運びで中盤で逆転。

最終18番ホールでは、劇的なチップインイーグルを見せ、当時17歳の森田のジュニア制覇を阻んだのでした(結果は2打差の2位)。

以来、森田は「いつ優勝してもおかしくない」とみられる存在。今季まで時間を要したのが意外だったのです。

しかし、この1勝で肩の荷が下りたことでしょう。今季、今後の活躍が楽しみです。

(下記リンク先では、彼女の契約先ANAの公式SNSにシェアされた優勝のメッセージ動画が見られます)

2014年、アマチュアでステップアップツアー優勝の堀琴音

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この1~2年、森田遥以上に、いつ優勝してもおかしくない実力を示しているのが堀琴音です。

彼女も、森田同様、JGAナショナルチームメンバーとして活躍したジュニア時代から、たびたび国内ツアーで上位でプレーしていました。

2014年(同年7月にプロテスト合格、当時18歳)は、先に紹介した「サイバーエージェントレディス」で、森田遥ともにトップタイで最終日を迎えたことで大変に注目されました。

そして、その試合で4位タイの成績を収めると、続く出場2試合でもトップ10入り。

アマチュアとしては30年ぶりの3試合連続トップ10の快記録をマークしたのです。

その後、7月には2部ツアーのステップアップツアーで同ツアー史上2人目のアマチュア優勝を達成。

彼女の実力の高さは誰しもが認めるところ。森田遥のツアー優勝を刺激に、すぐにも初タイトルを獲得してもらいたいものです。

2014年、アマチュアながらたびたび優勝候補になった柏原明日架

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2014年、アマチュア優勝の可能性を大いに匂わせた逸材がもうひとりいます。

「いまだにツアー優勝がないのが不思議」と思われる大物プレーヤーの柏原明日架(当時、18歳)です。

彼女がもっともツアー優勝に迫ったのは、勝みなみが優勝した「KKT杯バンテリンレディス」の4週後の「ほけんの窓口レディース」でした。

その試合で、彼女は2日目まで単独トップ。しかし、最終日に75打を叩き、6位タイに惜敗したのでした。

また、その2か月前、3月末開催の「アクサレディス」でも4位タイの好成績をおさめています。

2014年春は、彼女たちアマチュアの活躍がとても目覚ましいシーズンでした。

2014年、日本女子オープンで最終盤まで優勝争いを演じた永井花奈

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2014年に注目を集め、そして今、ツアー初優勝が待たれる選手がもうひとりいます。

永井花奈(当時16歳)は、勝みなみのツアー優勝の翌週、「フジサンケイレディス」で初日4アンダーをマークし、2位発進。

「勝みなみに続くのか?」と大いに話題を集めました(残念ながら、その試合は2日目に81打も叩いて予選落ち)。

その彼女が再度、世間をびっくりさせたのが、半年後の日本女子オープンでした。

国内最高峰のタイトルであり、タフなコース設定のこの大会。彼女は4日間とも安定した成績で、一時は「アマチュア優勝も」と思われたものでした。

結局は、優勝したテレサ・ルーに2打差の単独3位でしたが、彼女の将来性は日本中のゴルフファンが認めるところとなりました。

彼女たち、2014年を騒がせた有力選手のなかから、森田遥の次にツアー初優勝を成し遂げるのはいったい誰? 今後のツアーの見どころです。