ライフスタイル
こせきよういち
ファッション周りが何かと騒がしい今日この頃~世界のゴルフ界の面白情報を拾い読み#31
先週、私のSNSのタイムラインを最もにぎわせたのは、もちろん全英オープンの競技情報でしたが、そのなかで個人的に目を引いたのはファッション。
それは、ツアープレーヤーのウェアに関する話でした。
まだまだホットなこの話題を、ちょっと振り返ってみましょう。
目次
プレーよりネクタイ姿が注目されたジャスティン・トーマス
全英オープンのウェアで最初に話題になったのは、優勝候補にも挙げられたジャスティン・トーマスのカーディガン&ネクタイ姿でした。
彼はポロ・ラルフローレンの契約選手ですが、同社はメジャートーナメント開催に当たり、契約選手が着用する4日間のウェアを直前にデザイン画で紹介しています。
トーマスは大会前の先週火曜日、自身のSNSにそのデザイン画をシェア。
「木曜日は、タイとカーディガンでスタートする」と、このファッションがお気に入りのようでした。
ところが、そのウェアが大評判で大変な話題になると、上記の画像に書かれてあるように、
「(パブリシティに大いに役立ったことは明らかだけど)僕はウェアを見せにここに来たんじゃない。いいプレーをするために来たんだ」とちょっと困惑気味。
でも、彼のこの姿は確かにカッコいい。
若いスター選手なのですから、ファンやメディアのリアクションが大きくなるのは仕方ないのでは?
ちなみに、タイ姿のウェアはライアン・ムーアのかつての定番でした(下記、リンク先をご覧ください)。
これはこれで良く似合っています。さて、今後ツアーで広がることはあるのでしょうか。
目立ったのはハイトップシューズ&ジョギングパンツだけ? ジェイソン・デイ
全英オープンの初日、もうひとつ大きな話題になったのが、ジェイソン・デイのこのファッション=ナイキのハイトップ(ハイカット)シューズ&ジョギングパンツでした。
もともとこのスタイルは、ご存じのように、リッキー・ファウラーが昨年から愛用しているもので、彼のシューズは契約メーカーのプーマからすでに商品化されています。
また、アメリカのゴルフメディアは今回のデイについて、
「LPGAのミシェル・ウィがツアーでしばしば着用しているシューズ=ナイキ・ブレイザーズ(下記、リンク先をご覧ください)とよく似ている」と、特別斬新なファッションではないと紹介しています。
それでも、ジェイソン・デイとナイキという、人気の選手とメーカーが新たに採用したのですから、これは注目に値します。
今後、マーケットにプッシュされることはあるのでしょうか?
(下リンク先は、ミシェル・ウィーのハイカットシューズ&ジョギングパンツウェア姿)
新ドレスコード導入の米女子ツアーにお洒落に反抗するレキシ―・トンプソン
最後に、デイが着用したジョギングパンツ(ジョガー)ですが、これは先ごろ世界中で話題になり、論議を呼んだ米女子ツアー(LPGA)の新ドレスコードで禁止されたファッションです。
LPGAは先週のツアートーナメントからこの新ドレスコードを採用。
LPGAのイベントの場では、
・レーサーバック(背面が大きく開いたタンクトップ)は、えりがあるものに限る
と規制され、さらに
・胸元が大きく開いたシャツ
・お尻が見えるくらい丈の短いスカートやショートパンツ
・コース中でのウォークアウト(トレーニング用)ウェアやジーンズ
・スカートやパンツを重ね着しないレギンス
・そして、ジョガー
などの着用は一切禁止となりました。
しかし、このドレスコードに対しては、多くのメディアやファンから、
「女子のスター選手は、外見ではなく、才能と身体能力に注目するべき」
「女子選手は着心地のいいウェアでスポーツに参加するべき。不要なドレスコードがその妨げになってはならない」といった批判が挙がりました。
そして、LPGAのスター選手、レキシ―・トンプソンも、「新ドレスコード対応のウェアの準備完了」とSNSに上記写真をシェア。
彼女と契約するレッドブル(エナジードリンク)がこの服装で行ったスウィング動画をアップ(下記、リンク先をご覧ください)。
暗に反対の意思を示しました。
さて、このドレスコードの行方は、今後どうなるのでしょう。