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suzuta
ゴルフ場施設が地域、環境に貢献⁉
ゴルフ場施設にはゴルフを楽しむためだけではなく、地域や環境に貢献し災害時に役立つ機能を兼ね備えています。
今回は普段見ることのできないゴルフ場施設の機能をご紹介します。
ゴルフ場が緑地保護と生態系維持
「ゴルフ場建設=自然破壊」というイメージをお持ちの方も多くいるかもしれません。
私自身もゴルフ場建設にはそういったイメージを持っていました。
しかし、ゴルフ場には緑地保護や生態系維持といった機能があるのです。
ゴルフ場の広大な敷地はほとんどが緑で覆われています。
自然林や造成林、林以外の空間は芝生で緑地形成されています。
そういった環境が動植物には住みやすい環境となっています。
実際に2009年の調査では多様な動植物が生息していることも明らかにされています。
さらにゴルフ場は人の手によってその緑が維持されます。
動植物にとっては変わらぬ環境が維持されより住みやすい場所となっているのです。
いまはあまり耳にしませんが「里山」の機能をはたしているとも言えますね。
環境整備にゴルフ場建設
ゴルフ場建設は娯楽のために作る以外にも環境整備という目的があって作られているゴルフ場もあるのです。
アメリカでは土砂災害の可能性のある地域や環境荒廃が予測される地域に州政府がバックアップをしゴルフ場建設を促します。
ゴルフ場が建設されることにより土砂災害のあった地域の環境が整備され未然に災害を防ぐとこになります。
また環境荒廃の可能性のある地域にゴルフ場が建設されることにより、その地域の環境を維持することができます。
ゴルフ場建設にはこのように地域の環境整備にも役立つ一面があります。
災害時にも役立つゴルフ場
広大な敷地を持つゴルフ場は災害時の緊急避難先としても利用されます。
阪神大震災の際にもゴルフ場が緊急避難先として多くの被災者の助けとなりました。
現在は都市の中にもゴルフ場は多く存在します。
万が一のために近くのゴルフ場の場所を確認しておくことも災害時に役立つかもしれませんね。
今の世の中であまり起こりえないことかもしれませんが、日本で食物が取れなくなるなど緊急事態が発生した場合、ゴルフ場は農地へ転換することもできます。
ゴルフ場の芝生地帯は非常に肥沃な土壌となっています。
そのため万が一の場合農地へ転換することも可能なのです。
実際に全国のゴルフ場を農地へ転換した場合約11万ヘクタールの農地が生成され、40万トンもの穀物を栽培する力を持っているとのことです。
このようにゴルフ場には災害時に役立つ側面もあることを知っているといざという時に活用できるかもしれません。