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こせきよういち
「松山英樹の連覇の裏で、お騒がせ男が……」世界のゴルフ界の面白情報を拾い読み#7
先週の米ツアー競技「ウェイストマネジメント・フェニックスオープン」は興奮しましたね。
松山英樹の大会2連覇。しかも、昨年と同じプレーオフ。そして、同じ4ホール目での決着。
そこまでは、相手のウェブ・シンプソンに押され気味の展開でしたから、余計に嬉しい優勝でした !(^^)!
ところで、その大会に裏に、ひとりのお騒がせ男のニュースがありました。
ツアー2勝、オーストラリア出身のスティーブン・ボーディッチ(33歳)です。
ボーディッチは大会初日の深夜、開催コース近くのフェニックスの路上で、飲酒運転で逮捕されたのです。
信号で止まったまま居眠りしているところを警察に発見され、逮捕
この件を伝えるゴルフメディアによれば、ボーディッチが逮捕されたのは、大会初日(木曜日)の深夜。
彼はブー・ウィークリーと一緒にディナー。
食事とお酒を楽しんだあと、運転することを気遣うウィークリーに「大丈夫」と応え、大会から貸与された車に乗って帰路についたのでした。
ところが、まったく大丈夫ではなかったんですね。途中で居眠りを始めたのでしょう。
レーンを外しまくって走行するところを「不審な車が走行している」と警察に通報され、交差点の手前で止まっているところをパトカーに発見されたのでした。
ところが、ボーディッチの車はその後、信号が2度青に変わっても動く気配がありません。
そこで、警官が近寄ってみると、中に熟睡するボーディッチの姿が……。
そして、検査の結果、基準を大きく上回るアルコール濃度が検出され、飲酒運転で逮捕されたのです。
翌日、ボーディッチはすぐに釈放され、2日目のスタートにも間に合ったのですが、さすがに成績は振るわず、予選落ちとなりました。
飲酒運転にも幸い事故にはなりませんでしたが、この逮捕劇にボーディッチ本人もひどく反省、さっそくお詫びのコメントが発表されたのでした。
オラザバルはスピード違反で逮捕
スペイン出身でマスターズ2度制覇のホセ・マリア・オラザバルは、この2月5日に51歳の誕生日を迎えました。
そして、今週の米シニアツアー戦=アリアンツ選手権で同ツアーにデビューする予定です。
そのオラザバルは、2012年、予選落ちしたマスターズの翌週の月曜日、次のトーナメントであるRBCヘリテージの会場に向かう途中、スピード違反で逮捕されました。
逮捕した警察の発表によれば、制限時速65マイル(約105Km)の道路を97マイル(約156Km)で走行していたそうです。
その結果、逮捕され、拘置所に収監されることに。そして、翌日に621ドル(約7万円)の罰金を支払って釈放されたのでした。
ちなみに、上記の顔写真は逮捕された際に警察によって撮影された写真とのことです。
最初のボーディッチの写真といい……、警察に顔写真を撮られると、なぜか人は人相が悪くなるようです。
ダレン・クラークはスピード違反の罰金を回避
最後は、スピード違反で罰金徴収寸前のところを思わぬモノで回避したダレン・クラークの話です。
クラークといえば、2011年の全英オープンのチャンピオン。
同チャンピオンには翌年の大会まで一年間、優勝トロフィーのクラレット・ジャグが預けられます。
そして、チャンピオンたちの多くはそれを金庫に保管する、なんてことはせず、行く先々に帯同しては、つまりは見せびらかすのです。
クラークもそのひとりでした。
彼は、全英オープン優勝の翌々週、アイリッシュオープン出場のため、北アイルランドのベルファストから陸路、アイルランドへ車で向かました。
クラークはいわゆる”スピード狂”です。この日も、愛車のフェラーリ612スカリエッティ(価格20万ポンド、約2800万円)のハンドルを握っていましたが、当然のようにスピードオーバー。
そこを、ふたりの警官に止められてしまったのです。
最悪の結果を覚悟したクラーク。
ところが、彼の顔をみた警官たちは「あなたはもしや?」
そして、クラレット・ジャグを持っているのか? と尋ねられたクラークはそれを取り出し、彼らと一緒に写真に納まったのでした。
その結果、クラークのスピード違反は不問。
無罪放免で、無事アイルランドへ向かったのでした。
クラレット・ジャグの威力、おそるべし!