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プロゴルファーが実践するストレッチ「PNF」って何?

ここ何年かで「PNF」という言葉を耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。

ゴルフだけでなく他のプロスポーツ選手も多くが取り入れており、体の運動機能に障害を持つ方向けの動作改善などにも使われているものです。

プロゴルファーでも取り入れている人が多くいるこのPNFとは、一体どんなものなのでしょうか。

プロゴルファーも実践しているPNFの効果を知ろう!

PNFとは
P:Proprioception(固有受容)
N:Neuromuscular(神経と筋肉)
F:Facilitation(促進)

聞き慣れない言葉が並びますが、人体が刺激を受けることによって神経や筋肉の感覚、反応が促進されるというような意味です。

主に
・柔軟性の獲得
・神経伝達系の反応促進
・局所的な血流改善

などが見込まれます。

また即効性が高くすぐに効果が現れることから、ストレッチの一環として行う場合もあります。

プロゴルファーも実践しているPNFの正しいやり方について

ストレッチと違い、PNFをする人(以下、動作者)と補助する人(以下、補助者)の2人1組で行う必要があります。

1.動作者は足を閉じて、膝を伸ばしたまま床に座る
2.動作者はそのまま自分が上体を倒せるところまで前に倒れる

ここまでが準備です。この後補助者が付きます。

3.補助者は、後ろから上体を抑える(押し込むのは厳禁、止めるだけ)
4.動作者は、補助者が抑えている背中を全力で押し返す
5.補助者は動作者の動きを止める(押し込むのは厳禁)

これを2秒間行ったら脱力します。補助者が押された分は戻してはいけません。

これが基本の手技になります。あとはこれを応用するだけで大丈夫です。

ストレッチとPNFは何が違うの?

多くのプロゴルファーが実践しているPNFですが、ストレッチと何が違うのでしょうか。

PNFはストレッチの中の一つの手技として行われている場合が多いです。ストレッチは柔軟性を高めるのが目的。

PNFには

・行った部分に刺激を与えることで神経伝達系が刺激されて、動作の獲得をしやすくする
・血液を流すことで、筋肉や神経の反応を高める

などの目的があります。

ストレッチの一部にPNFを組み込むことによって、練習の効果をアップさせることも夢ではありません。

PNFを行う場合は正しい知識を持って行うようにしよう

プロゴルファーも取り入れているPNFですが、注意したいことがあります。すぐに実践してしまうと、思わぬケガにつながってしまうこともあります。

それは、動作者の「全力で押し返す」という動きに対して補助者が無理に押し込んでしまうと、筋や細胞の損傷につながってしまうことです。

PNFは正しい知識を持って行うことで、ストレッチ効果や動作の獲得など最大限の効果を発揮するものなのです。

ゴルフのレベルアップに、練習の効果を最大に引き出す「PNF」を取り入れてみてはいかがでしょうか?

神経伝達や可動域の改善など、思わぬところに効果をもたらしてくれるかもしれませんよ。

重大なケガにつながらないように、まずは専門家の指導の下で実践してみてください。