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いまでは欠かせない『ウェッジ』その歴史とは!?
スコアメイクに必要不可欠なウェッジですが、その歴史についてご存知でしょうか?
どのようにして生まれたのが、いつから使われるようになったのか、ゴルフの豆知識として頭に入れておきましょう。
ウェッジについていろいろと紹介していきます。
スコアメイクに必要なウェッジとは?
まずはウェッジがわからないと話が進まないので、ウェッジについて説明しましょう。
ウェッジはグリーン周りから100ヤード前後までで活躍するクラブです。
名称としてはサンドウェッジやピッチングウェッジと呼ばれているクラブたちです。
今では必ずセッティングに入っているこれらのウェッジですが、いつから存在していたのでしょうか。
ウェッジが生まれた歴史について!
ウェッジが生まれた歴史について説明しましょう。これを語るのに重要な人物が『アラン・ロバートソン』という方です。
アランは1850年代に、当時のゴルフボールであるフェザーボールを造る職人でした。そしてプレイヤーとしても一流で世界第1号のプロゴルファーとしても有名です。
アランは、当時木製のウッドが主流だったゴルフクラブに鉄製で現在のアイアンのようなクラブを開発しました。
その名も「FLYPAN」。
フェースの長さも高さも10センチほどあり、薄くて丸い鉄板のような形状からその名をつけたのでしょう。
このクラブを使い、草むら、土や砂の地面から、今までのウッドクラブではできなかったショットを繰り出していたのでしょう。
ウェッジが作り始められた歴史!
その後、ウェッジが発売されるまでにはしばし時間がかかりました。しかし1926年にウォルター・ヘーゲン社がバンカー専用のクラブを発売しました。
「IRON MAN」と呼ばれたクラブは新しい発想のクラブだとして一気に大人気になっていきました。
もちろんバンカーから簡単にボールを出せるという評判も背中を押していきました。そして同社は1929年にソール幅をさらに改良し「SAND WEDGE」を発売しました。
これが今でも呼ばれているサンドウェッジの由来となります。こうしてどんどんウェッジが主流となってきたのです。
*世に最初にサンドウェッジというクラブを出したのはウォルター・ヘーゲン、その後バウンスソールを発明し、今のサンドウェッジの原型をつくったのがジーン・サラゼンです
ウェッジが広まってきた後の歴史!
こうしてサンドウェッジが広がっていくと、バンカー用のクラブとして持っておくことが当たり前となってきました。
そして1950年代後半にはバンカーだけでなく、難しいライからも打てるクラブを製造していきます。
これがピッチングウェッジとなっていくのです。バンカーだけでなく、深いラフからも打てるようなクラブが当たり前となっていくのです。
そして今日、ウェッジが当たり前となってきたわけなのです。
いかがでしたでしょうか。普段何気なく使っているクラブも紐をたどると一人のアイディアマンから生まれています。
ゴルフクラブの進化は、もっと上手くプレイをしたいと思うゴルファー心理がある限り続いていくでしょう。