初心者
Kenjiiii
ゴルフ初心者は、ピッチングウェッジのハーフショットから練習しよう!
ゴルフを誘ってくれた先輩に連れられ、初めて行った練習場。
クラブの握り方をかんたんに教わり、あとは7番アイアン(以下7I)を渡されて、「とりあえずこれで慣れろ!」と、ひたすら7Iを打っていたと思います(笑)。
その後は、たいていの人が通る道は、すべて通ってきたんじゃないですかね(笑)。
そこで今回は、これから始める人や始めたばかりの人の上達の近道に少しでもなればと、まず最初にやるべき練習方法について書いてみました。
少しでも参考になったらうれしいですね。
目次
たいていは『えっ!?』って言われますが……
自分の場合、始めにも書きましたが、先輩に「最初は7番アイアン(以下7I)で慣れろ!」って言われて、握り方だけを教わってひたすら目一杯振っていました。
なぜ7Iだったのかというと、すべてのクラブの真ん中だからという理由だった気がします。
その後は、しばらくして少しクラブが振れるようになってきたら、次はドライバーを打ってみたくなり、案の定、途中から右に直角に曲がっていくボールを何とかしようと、手にマメをいっぱい作っていました。
今、自分に初心者の人を教えるように言われたら、まずは短いピッチングウェッジ(以下PW)で、腰から腰までのハーフスイングを教えます。
『えっ!?』って思うかもしれませんが、それが上達へのいちばんの早道だと思うからです。
そして、実際にゴルフ未経験の2人の女性が、最初の1ヶ月この練習をやって、2人とも5ラウンド以内で100を切りました。
なんでPWなの? (1)
まず1つ目の理由ですが、7Iあたりのロフトでは、ハーフスイングではほとんどボールが上がりません。
なので、フェースにボールが乗っていく感覚、ロフトがボールを上げてくれる感覚がわからないのです。
その結果、すくい打ちなどの悪癖がついてしまい、のちのち苦労することになりかねません。
これは非力な人や女性の場合には、フルスイングでも言えることです。
そういった方は、フルスイングの練習でも最初はショートアイアンで練習するべきです。
なんでPWなの?(2)
2つ目の理由は、スライスしにくいことです。
ロフトの多いクラブほど、ボールをつかまえやすくなっています。
なので、初心者の方でもハーフスイングで打っているくらいでは、大きく曲がることはありません。
後で書きますが、ちょっとしたコツがわかれば、つかまったボールを打つこともできるようになります。
スライサーの人のほとんどは、ボールをつかまえたことがない人です。
そのボールをつかまえるという感覚を、最初の段階で体感できるのは、とても大きいことだと思います。
なんでハーフスイングなの?(1)
腰から腰までのスイング軌道は、プロの間ではビジネスゾーン(ここの部分さえしっかりしていれば仕事としてやっていけるという意味)と呼ばれるくらい大切な部分です。
すべてのスイングに共通する大事なポイントです。
そのポイントを、最初に身体に染み込ませてしまうわけですから、実に効率的です。
なんでハーフスイングなの?(2)
PWのハーフスイングは、そのままラウンドで使うことのできる実戦的なスイングです。
男性でしたら30ヤードから40ヤードくらいの距離のアプローチにピッタリはまるのではないでしょうか。
それよりも短い距離はアプローチウェッジやサンドウェッジに持ち替えれば良いですし、林の中から脱出したり、木の下を通したい場合は、7Iあたりに持ち替えれば良いのですから。
なんでハーフスイングなの?(3)
ハーフスイングのいいところは、目に見える範囲内でスイングできることです。
腰の高さよりも高く上げるスイングは、クラブが背中側に回ってしまうため、スイング中のフェースの向きなどをその場で確認できません。
アドレスの時にフェースをスクエアに構えたら、その向きを変えないままバックスイングし、フォローまでその向きをキープします。
バックスイングでクラブヘッドが腰の高さまで来た時に、フェースの向きが自分の前傾角度と平行、フォロースイングでも、ヘッドが腰の高さでフェース向きが前傾角度と平行になるように気を付けましょう。
※クラブヘッドを目で追うクセをつけないように気を付けましょう
画像のハーフスイング練習を動画見るにはこちら↓
フェースの向きなどは動画でチェック!
坂本龍楠ティーチングプロが、テークバック時のフェースの向きなど、ハーフスイングのポイントをわかりやすく説明されています!