ライフスタイル
野村タケオ
ゴルフマン【第180話】手放せない
金曜日のお楽しみ、ゴルフマンの第180話です!
どうしても手放せないものってあるじゃないっすか!
目次
【第180話】手放せない
クラブって毎年新しいのが発売されて、何を買ったら良いのか迷っちゃいます。
毎回新しいテクノロジーが投入されて、ギアとしては進化しているんでしょう。
たしかに10年くらい前のクラブから比べると、ミスヒットに対する強さとか、飛距離とか、ボールの上がりやすさとか、かなり進化してるな~と感じる部分はあります。
でもね、それが即スコアアップにつながるか? っていうと、必ずしもそうではないってところがゴルフの悩ましいところ。
でも「飛ぶ」とか「曲がらない」とかって言われると、ついつい欲しくなっちゃうもんです。
よく言われる話ですが、本当に毎回前作より「飛ぶ」ようになっているのなら、今頃はみんな楽に300ヤードは飛ばせているんですけどね。
ただ、僕は確実に最近のクラブの恩恵を受けている部分ってのは感じています。
それはスピン量。
僕はかなりの「ハイスピン星人」なのですが、最近のロースピン性能の高いクラブで確実にスピンが減っています。
なので、ハイスピンのためのロスがなくなり、飛距離が伸びております。
たぶん今が人生で一番飛んでる。
いや~ありがたい。
でもね、新しいクラブのほうが必ず結果が良いわけじゃない。
「古っ!」って言われるようなものでも、めちゃくちゃ活躍してくれるクラブってあるんです。
プロだってバッグの中に最新クラブに紛れて突然めちゃ古いクラブが入ってる時があるじゃないですか。
谷口徹プロがずっとキャロウェイの「スチールヘッド」のフェアウェイウッドを使っていたのは有名な話。
もちろんそれって結果が良いからなんだろうけど、信頼してるってところもあるんだろうね。
おそらく何回も新しいクラブは試したりしているんだろうけど、ちょっとでもミスが出ちゃうと、やっぱダメだなってなっちゃう。
クラブのせいというか、いつものクラブなら上手く打てたかもなんて気になっちゃうと、もうその日はそのクラブでいいショットが出る気がしなくなるよね。
馴染んでるクラブだとミスが出ても「ま、こんなこともあるよな~」って感じで、諦めもつく。
そういうメンタル的な部分も多いんじゃないかと。
僕もずいぶん古いスプーンがバッグに入っているけど、今のところ替える予定なし。
ヘッドが割れるまで添い遂げる気持ちでおります。
あくまでも予定だけどね。