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“アフターコロナ”はどうなる?スループレー需要とゴルフ界の今後

新型コロナウイルスの流行で、世の中は今までにない混乱に襲われています。

ゴルフ界も例外なく新型コロナウイルスの影響を受けています。

そのような状況の中、感染を極力避けるプレースタイルとして「スループレー」が注目されています。

新しい需要と今までにない混乱によって、ゴルフ界は変わっていくのでしょうか?

当たり前を見直すきっかけになったコロナウイルス騒動

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ゴルフは通常、スタートして9ホール終了後にレストランで食事をし、その後残りの9ホールをプレーするというのが当たり前になっています。

一方で、夏場に限って早朝スルーや午後スルーといったプランを設定しているゴルフ場もあります。

また沖縄ではスループレーが普通のプレースタイルです。

スループレーをいつでもどこでも選択できるわけではなく、特定のコースや季節、時間帯に限られています。

今回のコロナ騒動によるスループレー需要の増加は、ゴルフ業界においての“当たり前”を考え直すきっかけになるでしょう。

スループレーでサクッとゴルフを楽しむ

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スループレーのプランがあれば、ゴルファーにとっては選択肢が増えることになりまったく悪いことではありません。

昼食休憩がないことで、ラウンドにかかる費用は通常のラウンドよりも安く抑えられるはずです。

また、プレー時間は変わらないとしても、昼食の時間がないのでゴルフ場滞在時間は短縮できます。

昼食の休憩があることで、ラウンドの流れが分断されリズムを保てないという人にとっては、スループレーは最適なプレースタイルとなるでしょう。

したがって、早くスタートできれば早くホールアウトでき、早い時間に帰ることも可能です。

さらに言えば、朝早い時間にスタートをしてスルーでラウンドすれば、コースを変えて午後にもスループレーをするという、ゴルフ大好き人間にとっては夢のような一日を過ごすこともできます。

スループレーは、ゴルフ好きにとっては最適なプレースタイルだと思います。

万人にとってのメリットではない!?

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“昼食でビールを飲みながら話をすることも「ゴルフ」の一部だ!”という人は、スループレーを楽しめないかもしれません。

ゴルフはプレーもさることながら、食事やラウンド後のコミュニケーションもゴルフに含まれるという考えも否定はしません。

従来通り9ホール終了後に食事を摂るプレースタイルもあっていいと思います。

ただ、今回のコロナウイルス騒動により今までの当たり前を考えなおすきっかけになったことは間違いありません。

従来の食事付きのプレースタイルに加え、スループレーが時間や季節に限定されず選択できるようになればいいと思います。

ゴルフ場にとってのスループレー

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スループレーで昼食を摂らないとすると、ゴルフ場側にとってレストランの売上げが減ることになるでしょう。

ゴルフ場にとって、レストランでの売上げは無視できないと聞きます。

スループレーだとしても、少なからず飲み物や食べ物は欲しくなります。

そこでコース内の茶店、売店を充実させれば、レストランの売り上げ減少の補完にならないでしょうか?

また、スループレーにすると一日当たりの組数を減らさないといけないという声も聞いたことがあります。

これについては詳しくわかりませんが、スループレーだから1ラウンドにかかる時間は減るはずなので、遅い時間のスタートも可能なのではないでしょうか。

通常だと10時半くらいが最終スタートの場合が多いですが、5時間でラウンドできるのであれば12時くらいのスタートでも可能なような気がします。

したがって、通常より遅い時間のスタートを設定できれば組数の減少にはならないかもしれません。

ゴルフ場の在り方

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いずれにしても、今後スループレーの需要は増えることになるでしょう。

スループレーの定着は、ゴルファーにとってはいいことであっても、ゴルフ場側にとってはいいことばかりではないかもしれません。

しかし、大きな変革が起きた今だからこそ、ゴルフ場経営の在り方自体を見つめ直すタイミングなのかもしれません。

従来通りの豪華なクラブハウスを構え、食事付きのラウンドを前提としたゴルフ場はあってもいいと思います。

一方で、必要最低限の設備のクラブハウスで、受付や支払いは機械で対応し、キャディバッグの積み下ろしは自分たちで行い、スループレーで純粋に「ゴルフ」というスポーツを楽しむことができるゴルフ場もあっていいと思います。

ゴルフ界の今後

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何か大きな出来事が起きて今まで通りの生活ができなくなった時、新しい方向性が生み出されます。

今回のコロナウイルスの騒動でゴルフ業界も大きな影響を受けました。

それにより、今までの“当たり前”を考え直すきっかけになり、より良い効率的な方向性を見つけられることになるかもしれません。

「ピンチはチャンス」という言葉はあまりにも軽く感じますが、今回の危機が収まった先は、今まで通りの生活ではなく別の世界になっているはずです。

スループレーの需要が象徴するように、ゴルフ界は今回の騒動を境に新しいゴルフ界を探りながら見つけていくことになるでしょう。