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TeruさんGolf
打ちっ放しをよりリアルに!現場に近い状態を自分で作る!
ゴルフの練習で必ずと言っていいほど行われる打ちっ放し。しかし、打ちっ放しというのはある意味では特殊な練習環境だといえるかもしれません。
というのも、実際現場(コース)に行ってみると、ほとんどの場合1ショットしてから時間が空きます。
ゴルフは1ラウンドに約5時間ほどかかることになりますが、そのうちショットしている時間などおそらく10から15分ほどではないでしょうか?
ほとんどの場合、考えたり歩いたり、誰かとおしゃべりしたりといった時間になるかと思います。
では、打ちっ放しで練習する時は、どのようにすればよりリアリティがありメリットがある練習を行うことができるのでしょうか。
反復練習を行う
まず打ちっ放しにおける練習で最大のメリットとして挙げられる「反復練習」という側面を利用した練習を行いましょう。
主にウェッジやショートアイアンで軽くショットをする、あるいはアプローチやハーフスイングくらいのショットを練習するというものいいでしょう。
何度も何度も反復することでスイングの再現性が高まります。
何度も打っていると普段の自分のトップの位置やインパクトのイメージ、またフォローのイメージなどが感覚的に違うなどと理解できるようになってきます。
そうするとなぜ今のショットはミスしてしまったのか、次からはどうすれば同じミスにならないのかと現場での修正力が格段にアップすることになります。
アプローチにおいては如実に効果があるのですが、どれくらいの振り幅でいけば何ヤードくらいのアプローチが打てる、というのがわかってくると思います。
実際、現場で急に50ヤードのアプローチを打てといわれてもほとんど適当で打っていくことしかできないでしょう。
しかし、普段から打ちっ放しで50ヤードのアプローチを繰り返し練習していれば、「大体これくらいかな?」という根拠に裏付けされたアプローチを打っていくことができ、より成功率は上がることはわかると思います。
普通に寄せるだけのアプローチでも構いませんが、フェースを開いて高い球を打つ練習、スタンスを広げてバンカーショットを打つイメージなどと練習すれば、現場に行った時も確実に役立ちます。
ショートアイアンで軽くショットするというのはスイングの形作りや確認には最適といえるでしょう。
また飛ばそうとしない分疲労も溜まりにくいですから、何度も反復して練習を行いやすいというメリットもあるのではないでしょうか。
飛ばすクラブは少し間を空ける
筆者は打ちっ放しに行くとまずドライバーから打ちます。
プロであれば、ウェッジのアプローチなどから徐々に体をほぐしていく方がほとんどなのですが、あえて逆の行動をするのです。
というのも、我々アマチュアゴルファーが現場にいくと、ほとんど練習せずにそのままティーショットを打つ、ということも少なくないでしょう。
最悪の場合、1スイングも行わないままスタート、ということもあり得るのです。
だからこそ、そういった場合の体の硬さを想定してドライバーでショットします。もちろん、飛ばそうなんて考えずに、200ヤードをそれなりの位置に打っていく練習です。
これも初めの10スイングくらいはある程度「体が硬い」と想定した練習ができるのですが、続けていくと体がほぐれてきます。
しかし、先述の通り10分ほどしかスイングしないゴルフにおいて、スイングで体がほぐれるなんてことは現場では起こり得ないですよね。
だから、飛ばす系のクラブの練習を行う際は少し間を取って練習することをオススメします。
5スイングで少し休憩、そしてまた5スイングと行うことで、ある意味リアルな「体の硬さ」を演出するのです。
スイングを続けていると体がほぐれることで自然と力んでしまい、知らず知らずのうちにスイングを崩していることも少なくありません。
しかし、そうなってしまうと正に本末転倒です。
だからこそ、ほどよい体の硬さを維持したまま練習するというのもオススメですよ。
いかに現場に近付けるのかが強いゴルフを作る
最近ではコースのライに合わせて足場が動くといったシミュレーションゴルフというものも登場しています。
つまり、練習によりリアルな環境があればあるほど、自分のゴルフを「強く」してくれるのです。
例えば打ちっ放しのマットから片足を出してショットするなど、少し打ちづらい環境を自分で作るということにもメリットがあります。
そうすることで、多少ライが悪くても気にならないメンタルを作ることができます。
打ちっ放しを気持ち良くただスイングするだけの練習だと思うのは、非常にもったいないことだと言えるでしょう。
そもそも、打ちっ放しのライは良過ぎます。どれだけナイスショットをしてもあのようなライになることは圧倒的に少ない、いや、皆無だと言ってもいいでしょう。
であればこそ、よりリアルな環境を自分で作って練習に取り組むべきだと言えるのではないでしょうか。
ゴルフは考えるスポーツですから、練習の時からも様々なことを考えて練習に取り組むようにしてみましょう。