ライフスタイル
玉利 ようこ
【第61話】負け方!〜100切れない日記~
ゴルフはチームプレーでもないし、相手から飛んできたボールを打ち返すわけでもない……すべてのプレーは全部自己責任。深い。
ゴルフを始める前は、私も同じようなことを考えていました。
「ゴルフなんて、上手か下手かが数字で簡単にわかってしまうスポーツをやるのは、勇気がいるなぁ〜」と。
しかし、ゴルフを始めて、まったく違う印象を覚えました。つまり、ゴルフは「自分との戦い」なんですよね。
それなのに、その場でそれを上手く説明できなかった私。ゴルフ好きとして、なんて伝えればよかったのか、今も悔やんでいます。
ゴルフは、ハンデもあるし、一緒に回る相手に手加減をしてもらう必要もない。だから、スコアに明らかな差があっても、一緒にラウンドを楽しめます。
しかも、私のようにゴルフ場で走り回ってプレーをしているような場合、上手な人のスコアを考える余裕はなく、自分のプレーに一喜一憂していたら18ホールが終わります。
どんなに負けず嫌いの私でも、いつも腹が立つ相手は、自分自身。
「なぜボールが池に向かって飛んで行ったんだ!?」
「さっきのショット、無理せずアイアン振ればよかった……」
「パーオンからの3パット!? はぁ!?」
も全部、ぜ〜んぶ自分のせい。……辛い、しかしそれが面白い。
「ヒトに負けるのではなく、自分に負けるんだよ」
この禅問答みたいなセリフ、ゴルフをやったことない人にとっては「?」でも、ゴルフをやる人には「そうそうそう!」と理解してもらえると信じています。
もし、また今度上のマンガのようなことを言う人が現れたら、今度こそは、一端のゴルフ好きとして、ゴルフというスポーツの素晴らしさと、私がいかに毎回自分に負けているか(涙)ということを、理解してもらえるまで、熱く語りたいと思います。