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野村タケオ

ゴルフマン【第159話】聞かなきゃよかった

今週からゴルフマンは金曜日のお楽しみになりました!

クラブって何も聞かないで打ったほうがいい時ってありますよね~。

【第159話】聞かなきゃよかった

ゴルフってのはメンタルのスポーツとか言われたりしますが、本当に精神状態がかなりショットに影響します。

調子が良くて、あまりスイングのこととか考えずに打つとけっこう良いショットが出たりするのですが、何か不安があったりするとミスショットになる確率がかなり高くなります。

「アゲンストだな~」とか「池があるな~」とか「左に曲げたらOBだな~」とか考えちゃうともうダメですね。

初心者のゴルファーだと、ちょっとでも視界に池があると気になって仕方なくなるもんです。

それがたとえ普通に打てばどう考えても入らないような池でも。

キャリーで50ヤードも飛べば越える池でさえ気になっちゃって、大ダフリして池ポチャとかね。

吸い込まれるように行っちゃダメなほうに行くんですよね。

だからキャディ付きラウンドとかだと、ショットの前に池やOBとかがあることを言われると気になっちゃうから言わないでほしいっていう人もいます。

でもね、そういう人に限って、打った後に「そこはOBなので念のためもう1球お願いします」なんて言われると「先に言っておいてよ〜」なんて怒るんです。

どっちやねん! と。

僕もまだ初心者の頃とかは、普通に打てば越える池とかもちょっと気になっていましたが、さすがに最近はまったく気にならなくなりました。

こういうのって成功体験を積み重ねていくしかないんでしょうね。

クラブだってメンタル面がかなり影響したりします。

「難しそう」って思って打つと、なかなか上手く当たらなかったり。

そういえば、マーク金井さんが「XXIO(ゼクシオ)って名前が書いてあるだけで、5ヤードは飛距離が伸びる」なんてことを言ってました。

XXIOは飛ぶクラブっていうイメージがあるから自信を持って振れて、結果飛ぶってことらしい。

本当かどうかはちょっと分かりませんが、そのくらいイメージでスイングとかが変わってきたりするってことですね。

クラブのスペックをかなり気にする人はけっこう先入観に振り回されることが多いんじゃないでしょうかね。

たとえばドライバーのバランスがD4だと聞かされると、それじゃバランスが重過ぎて打てないよ〜って言いがち。

んで、実際に打つときも、これはバランス重いから打てないと思いながら打つから、腕に力が入ったりして上手く打てないわけ。

でも意外に、打つ前にその情報がなければ気持ちよく打ったりするんですよね。

なので、あまり数値とかに縛られてガチガチになるよりも、自分のフィーリングを大切にするのがいいと思いますよ〜。

あくまでも数値は目安ってくらいに思っておくほうがゴルフって楽になったりするもんです。