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PAR RUSH 01
「トーナメント開催コースでは、簡単にパーが取れない!〜“新ラウンド日記”第7回」
昨年秋に、男子プロトーナメントのブリヂストンオープンが開催される「袖ヶ浦CC・袖ヶ浦コース」をラウンドしました。
これまでもラウンドしていて、その難しさは十分にわかっていましたが、改めてトーナメント開催コースで、パーを取ることの難しさを再認識し、攻め方を考えさせられました!
今回は、実戦ホールでの解説を交えて、どうやってコースと向き合えばいいかかを考えます!
目次
トーナメント使用のNEWグリーンは、距離が半端ではありません!
袖ヶ浦コースのトーナメントで使用するNEWグリーンは、レギュラーティーからでもアウトで3439ヤード、インで3234ヤード、トータルで6663ヤードと、とても長いコースです!
400ヤードを超えるミドルホール(パー4)が、アウトで4ホール、インで1ホールあり、最長はインコース14番の447ヤードです。
中でもアウトコースは長いミドルホールが続き、400ヤード以下のミドルホールは一つだけで、最長は3番436ヤードです。
とりわけ、袖ヶ浦のコースを難しくしているのが、ドッグレッグの多さです。
長いミドルホールの多くがドッグレッグで、プレーヤーにピンポイントで攻めることを要求してきます。
また、ショートホール(パー3)も長くて、150ヤード以下のホールはなく、最長は214ヤードで乗せるのが大変なホールになっています!
さらに、ロングホールは9番567ヤードを除けば、距離的には問題のないホールもありますが、レイアウトとしてはとても難しく、簡単にスコアを作ることができません!
こうして、袖ヶ浦コースを見てみると、ショートやロングでパーが取れる計算ができずに、ミドルホールではパーが取れる可能性が少ない厳しいコースです!
パー90と考えてプレーする必要性を考える!
このコースを大崩れすることなく、しのいでいくためには何が必要か? と考えた時に、今回のラウンドでヒントを得ました!
それは、パーを90に設定してみることです。パー72のコースですから、90という設定はボギーペースで回るようにすることです。
「え、そうなの?」と言われそうですが、パーを取りに行って無理をすると、ダブルボギーやトリプルボギーになる危険があります。
このコースは、まずはボギーで良しと考えて、たまたま短いホールでパーオンしたり、寄せワンでパーを拾えたりしたらラッキーというくらいの考えで、プレーをするべきです!
必ず、上手くいく時も来るはずです。でも、淡々とお先にと、ボギーパットを打てることが、リズムを作ることだと思います!
実戦解説・その①〜無理せずにボギーを取りに行った例
アウトコースの4番418ヤード・ハンディキャップ(HD)1のミドルホールは、直角に右ドッグレッグした難しいホールです。
ここは、最初から3オン狙いで、ドライバーショットをフェアウェイのやや左に打ち、2打目はサブグリーンの右のフェアウェイにレイアップして、3打目をウェッジで乗せて、ファーストパットが入らずにOKのボギーでした!
ここは、ボギーで良しと割り切って計算したボギーでした。
袖ヶ浦の基本的な攻め方のお手本のようなホールでした!
実戦解説・その②〜結果的に上手く行ったホール例
アウトコースで、唯一400ヤードを下回るミドルホールの6番は、距離は349ヤードですが、HDは7です。
これは、ティーショットで左サイドのバンカーと、右の木立の狭い間を狙っていく必要があるからです。
ティーショットはバンカーの左で、2打目を絶好の位置から打ちましたが、ボールはやや右へ飛び、右側バンカーに入りました。
しかし、このバンカーショットが寄り、結果的にこのホールでパーを取りました。これは、結果オーライでした!
実戦解説・その③〜失敗したホール例
インコースの17番214ヤードのショートホールは、HDは18で最もやさしいホールになっています。
確かに平らで、真正面の花道の両サイドはバンカーですが、ティーグランドから、真っすぐに打っていければ、花道を使うことができます。
しかし、2番ユーティリティのティーショットは右へ飛び出し、林の中で木に近く、脱出しようとしたアプローチは木に当たり、また林の中からで3打目でやっと出して、このホールで痛恨のトリプルボギーになりました。
バンカーに入れるか? 手前にレイアップするか? 狙いを明確にすべきだと思いました。
最も行ってはいけないところが右側です!
この後、袖ヶ浦コースでコンペがあります!
今回のラウンドを踏まえて、コンペではボギーペースで回ることを目標にコースと向き合い、攻めていければと考えています!
ご紹介したホール以外でも、学んだことを踏まえて、各ホールの攻める・守るを明確にして、パー90を目指して、そこから一つでも潜れるように頑張りたいと思います!