ライフスタイル
レッスンプロ・クラフトマン 河野
多くの人に見られながらのティーショットで失敗しないためには?
こんにちは。
レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
今回は、「人に見られているのが苦手です」というお話です。
ティーショットを大勢の人に見られているのは緊張します。
その時の心の持ち方をアドバイスしました。
緊張した時の心の持ち方
m様とラウンドレッスンをした時のお話です。
中盤まで良いスコアで来ていましたが、あるホールで前の組が詰まっていましたので待ちになりました。
当然後ろの組が追い付いて来ました。
その時の会話。
m様「実は、先月の月例のことですが、あるホールで3組詰まってしまいました。私は人に見られているのは苦手なタイプなので、嫌な予感を感じていましたが、案の定、右にプッシュアウトをして終わってしまいました」
私「アドバイスは二つあります」
m様「聞かせてください」
私「人に見られていると緊張するとおっしゃいましたが、見られていれば誰でも緊張します。見られていて失敗したくない、成功したいと思う方と、見られていて緊張するので、自分のできることに集中しようとする方がいます。両者の考え方では、自分のできることに集中しようとする人のほうが、成功率は高いと思います」
自分の信頼できる物
昔、私が、シングルになり立ての頃のお話ですが、m様と同じことを競技者の大先輩に言ったところ……。
大先輩「俺は、人に見られていたほうが結果が良いよ」
私は、驚きながら聞きました。「秘訣はなんですか?」
大先輩「余計なことをしないから」
その答えに、少し拍子抜けしましたが、言われて見ればその通りだなと納得しました。
先ほどの「自分が基本としている大事なことだけに集中する」。いつも練習をしていること、だけに集中する。
いつも練習をしている方法ですから、成功体験も多く体もスムーズに動きます(いつもの自分になれますし、平常心を取り戻せます)。
プッシュアウトが出る方へのアドバイス
もう一つのアドバイスは、スイングに関してです。
m様の場合、もう一つは、今まで見て来たところ、渾身の力で当てて終わりのスイングになっているのでフェースが開いたままボールに当たっています。
それを、右腕のスナップと右肘が首に巻き付くように振り、フォロースルーが取れるように振れば、ヘッドのトウ側に遠心力が働き、手をヘッドが追い越すようにシャフトが逆シナリをします」
上記のようにアドバイスをしましたが、結局そのホールでm様は右にプッシュアウトしてOBを打ってしまいました。
私「また、嫌な予感が働きましたか?」
m様「聞いてすぐにはできませんね。しかし、心の持ち方とフォロースルーを取ることの利点がわかりました」
私「そうです。緊張したら、自分のできることだけに集中することです」
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。