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リスクとリターンを考えるレイアップ戦略

ロングホール(パー5)のレイアップ地点(グリーンを狙う3打目地点)は、フェアウェイが狭かったり、クロスバンカーがあったりと、スコアメイクが難しくなるようなコースレイアウトになっている場合が多いですよね。

そこで、ロングホールでレイアップする際のコースマネジメントについて、具体例をもとに紹介します。

A地点がレイアップに良さそうだが、グリーン手前の高い木が邪魔になる

とあるゴルフ場の4番ロングホール。

ドライバーショットはフェアウェイをキープし、推定飛距離は230ヤード。

レイアップ地点のフェアウェイ左にはクロスバンカーがあり、右の林はOBになっています。

レイアップする場所として、A、B、C、D地点、どれを選べばよいでしょうか?

一見、A地点が良さそうに見えるのですが、A地点からグリーンを狙おうとすると、グリーン手前の木が邪魔になります。

高い弾道で打つ必要があることから、ミスショットを招きやすくなります。

そこで、A地点は除き、B、C、D地点のいずれかを狙うことにするのですが、どこが良いでしょうか?

C地点の左にはクロスバンカーがあるので避けたい

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2打目地点からC地点までは約170ヤードあります。

このC地点の左にはクロスバンカーがあり、これを避けようとすればB地点かD地点を狙うことになります。

D地点を狙おうとすると、安全を考慮して190ヤード(5番ウッド)が必要になり、ミスショットする確率は高まりますが、上手くいけばグリーンまで残り100ヤード、得意な距離が残り、ベタピン狙いでバーディーチャンスもあります。

B地点を狙おうとすると、比較的ミスショットの少ない7番アイアン(150ヤード)で済みますが、グリーンを狙う3打目は140ヤード残り、3オン2パット狙いになります。

つまり、B地点狙いはローリスク・ローリターン、D地点はハイリスク・ハイリターンといったところでしょうか。

B地点を狙うのか、D地点を狙うのか?

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B地点、D地点、どっちを選べばよいのでしょうか?

これには正解はなく、その時々の状況判断で決めるしかありません。

性格的にリスク回避型であればB地点、リスク愛好型であればD地点を選ぶ場面が多くなるかもしれません。

その日のショットの出来具合や、スコアの流れ、気象状況、パートナーとの相性など、経験的に解を見出していくしかありません。

いろいろ考えて思考力を身に着けることも大切です。

私はどちらかというとリスク愛好型、D地点を狙いたくなるのですが、経験上やはりトラブルになることが多いですね。

この日は安全サイドのB地点を狙い、3オン2パットのパーでした。

スコアメイクのマネジメントにはB地点が良いのかもしれません。

これはほんの一例で、コースでは様々なコースコンディションがあります。

コースマネジメントを考えるキッカケにしていただければ幸いです。