ライフスタイル
野村タケオ
ゴルフマン【第102話】再現性
木曜日のお楽しみゴルフマンの第102話です。
どんな状況でも同じスイングができるといいですよね〜。
目次
【第102話】再現性
再現性の高いスイングって憧れます。
毎回どんなホールや状況でも同じスイングができる。
きれいなスイングにももちろん憧れますが、スコアに直結するのは再現性の高いスイングじゃないでしょうか。
OBが近かったり、池があったりでプレッシャーのかかるホールでも、毎回同じスイングができればそんなにスコアを崩すことはないはず。
プロゴルファーでさえプレッシャーでスイングのリズムなんかがおかしくなってミスショットするわけですから、同じスイングを繰り返すってことがいかに難しいことかってのが分かりますよね。
いいスイングで再現性が高ければそれが最高なのでしょうが、あまり良くないスイングでも、もし毎回同じスイングができるのであればそれはそれでいいと思うんですよ。
かなりスライスする球しか出ないスイングだとしても、必ず毎回その球しか出ないのであればゴルフの組み立てができる。
左にOBがあろうがそっちのほうを向いていつものスイングをすれば、必ずボールはスライスして戻ってくるんだしね。
ただ、人間ってのはなかなかそうは上手くいかなくて、もしスライスしなかったらどうしようってことを考えちゃうから、いつものスイングができなくて結局OBみたいなね。
本当にゴルフってのはメンタルのスポーツだな〜と思うわけです。
メンタルといえば、必ずやらかしてしまう嫌なホールってありませんか?
必ずティーショットを左に曲げてしまうホールとか、必ず薄い当たりで池に吸い込まれちゃうホールとか。
もうそのホールのティーグラウンドに立った時点で「ここっていつも左に引っ掛けるんだよな〜」って嫌な記憶が蘇ってくる。
もうそうなっちゃったらこっちの負けで、思った通りに左に引っ掛けてOB・・・みたいな。
あれってなんでしょうね?
意識しないようにすればするほど逆に意識しちゃうし、たとえ1回くらいいつもと違っていいショットが出たとしても、そんないい記憶はほとんど残らず、次に来たときにはまた嫌な気分になる。
悪い記憶ってのはけっこう残るのに、なかなかいい記憶ってのは残ってくれないんですよね。
僕も必ずやらかしちゃうホールがホームコースに2つほどあります。
いっそのこと頭の中にリセットボタンみたいなのがあって、ポチッとすると今までの記憶を全部忘れさせてくれるといいんですけどね〜。