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ゴルフコース・練習場

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北海道「クラークCC」“隠れ名門コース”を紹介するシリーズ第30回

今回は、“隠れ名門コース”を紹介するシリーズの、番外編の1回目北海道の「クラークCC」を紹介します。

夏の北海道は、本来暑い本州を離れて涼しい地域でゴルフを楽しむものですが、最近は北海道も暑くなり、涼しさはどこへ行ってしまったのか? と思えるほどです。

しかし、私が行った時はその3日ぐらい前から、25℃前後の涼しさとなり、猛暑の関東を離れて快適なラウンドをすることができました!

夏の北海道で2ラウンドしましたので、まず一日目の「クラークCC」をご紹介します。

開場から45年、比較的歴史の古いコースです!

クラークCCは、道央札幌市に隣接する北広島市にあり、クラーク博士にちなんだゴルフ場です。

この地域は7つのゴルフ場が隣接して、クラークCCはその中央に位置します。雄大なロケーションとゆるやかな丘陵地に攻略性に富むコースです。

コース開場は1973年で、クラブハウスも同様ですが歴史を感じさせるコースです。

設計は発知朗で、中村寅吉がコース監修を行っています。

コースは東(3306ヤード)・中(3136ヤード)・西(3278ヤード)の27ホールで、北海道のコースとしては距離は普通でしょう。

今回は、西〜東をラウンドしました。

北海道のゴルフ場には、午前と午後のスタートがあります。

今回は、午後の一番のスタートで、11時40分にティーオフしました。

札幌から、国道36号線を走り、右手には「輪厚」が見えました!

国道36号線沿いにある「札幌ゴルフ倶楽部輪厚コース」では、ご存知のとおり、ANAオープンが今年も開催されます。

輪厚の入口には、開催の看板が設置されていました。

この看板を見ながら、国道36号線を右折して、まもなく「クラークCC」に到着しました。

クラブハウスの前に、「北海道ゴルフ連盟・クラブ対抗戦開催」の看板があり、8月末に開催されるとのことでした。

北海道のコースらしく、練習場も広々として、伸び伸びと打てます!

ドライビングレンジは230ヤードで14打席、ゆったりとした造りです。

アプローチの練習場もあり、スタートまでしっかりと練習できます。

「クラークCC」の全体的な特徴は?

コース全体は、丘陵コースでアップダウンもかなりあります。

ただし、北海道らしく雄大に打っていけます!

しかし、北海道特有のベント芝のフェアウェイとラフが簡単にプレーをさせてくれません。

特に、ベント芝のラフは、クラブフェースの方向性を狂わすと感じました!

さらに、このコースのグリーンはとても大きく、それに加えてアンジュレーションもきついので、3パット、4パットの危険がありました。

この日は、ピン位置が一番奥や、左右の端に切られていて、とんでもない状況でした。

キャディーさんの話では、平日はこのような厳しい位置にピンが切られることが多いとのことでした。

西コースの特徴!

右ドッグレッグのロングホール(パー5)で始まる西コースは、少しアップダウンがきついです。

距離は、レギュラーティーから3278ヤードと普通ですが、上りでグリーン面が見えなかったり、砲台で手前が深いバンカーだったりと、厳しいホールが続きます。

ハンディキャップ(HD)的には、2番ミドルホール(パー4)がHD1ですが、HD2の9番ミドルホールもとても難しいと思います。

グリーンを囲んで6つのバンカーがあって、2打目にとても気を使うホールです。

また、3番ショート(パー3)、4番ミドル、5番ロング、6番ミドル、8番ミドルなどは、左端から右端まで大きなグリーンなので、乗る位置によっては大変なパットが残ります。

特に、グリーンの形がとても変形で、その上にアンジュレーションがきついことも、難しさを倍増させています。

一方、東コースの特徴は?

東コースは西コースよりも少し長めで、3306ヤードです。

アップダウンは、西コースよりも少なく思いきって打てますが、フェアウェイがS字に曲がっているホールなどもあり、一筋縄では攻められません!

HD1の4番ミドルは、距離は400ヤードですが、セカンド地点から少し上りで、グリーン面は見えません。

ティーショット、2打目を打った時点ではこのホールがなぜHD1なのかと思いましたが、グリーン上で理解しました。

グリーンが大きく、アンジュレーションが半端なく、3パット、4パットがあると思いました。

また、2番ミドルは縦3段グリーン、6番ショートは池越えで横に大きなグリーンと、見えないところもグリーンになっているなど、グリーン上で苦労します。

最後の9番ミドルは、セカンドからずっと上りでどこからがグリーンなのか、見当もつかない程です!

広々としていて、プレッシャーはないが、ベント芝のフェアウェイは難しくミスが許されない!

ティーグラウンドに立つと、広々としていて、楽に打てそうな気になりますが、グリーン周りでグリーン面が見えないことで、不安な気持ちがショットにも影響します。

また、ベント芝であることが、フェアウェイ、ラフからのショットに様々な影響を与えます。

特に、ラフからのショットでは、ボールが見えていても無理をせずに、レイアップする勇気が必要です!

長いクラブはミスショットにつながります。

このコースは、コースを熟知していることが、アドバンテージになります。

グリーンのアンジュレーションを考えて、ピン位置と相談して、絶対に乗せてはいけない場所を知っていることです。

とても難しいコースでした。