ゴルフコース・練習場
まるお
コース設計のあれこれ〜景観編〜
以前に『地名+カントリー or ゴルフ? コース名が似ていて紛らわしい問題』の記事の中で、“ゴルフ場は名前が似ていて紛らわしい……”なんて話をさせていただきました!
そんなゴルフ場ですが、とはいえそれぞれのゴルフコースによって必ず設計者の思いが込められた個性があります!
やっぱりゴルフ場がいい!
やっぱりゴルフの醍醐味はゴルフ場にあり!
練習場やインドアゴルフでゴルフをするのもいいですが、やっぱり大自然の中でプレーするのは格別です。
正門の構えが素晴らしいゴルフ場はクラブハウスに入る前からテンションが上がります。
車をつけ、クラブを預けてチェックイン! キャディバッグからクラブを取り出すと練習場へ。一通り今日の調子を確かめたら、パッティンググリーンで最後の確認。
いよいよ時間の10分前!
コースに向かいながらみる山々の景色、そしてティーオフした後のフェアウェイを見るとそこには素晴らしい景色が広がっていたりします!
景観ってどうなってるの?
そんな景観も含めて、全て設計者の思いが込められています。
一般的に景観は、「近景」、「中景」、「遠景」の3要素で構成されております。
それぞれ以下のように定義されています。
・「近景」
視対象の意匠や素材、表面の仕上げを理解することができ、構成要素の動きなどを理解することができる程度の景観。
・「中景」
視対象自体に明暗や色彩の違いを認識することができ、視対象自体の形態や意匠、動きや構成要素の配置等を理解できる程度の景観。
・「遠景」
視対象と背景が一体となって見える景観で、視対象と背景とのコントラストや視対象のアウトラインによって構成される景観。
入念な設計が絶景を生む!
それだけじゃありません!
3要素を基本とした中でそのゴルフ場のメインとなる「主景」。そして、主景の前後に置かれる「前景」や「背景」がきちんと計算されているのです!
またゴルフというスポーツはもともと大自然を想定しているため、コースも自然の美しさを損なわないように風景を整備する「修景」というのが必ず考えられています。
そして、それを借りてそのゴルフ場の一部であるかのように魅せる「借景」というのもまた重要なポイントになるのです。
まとめ
実は細部まできちんと計算されて設計されているゴルフ場!
こんな風な見方をするとまた一段とラウンドする楽しみが増えるかも!
ぜひみなさまコースに足を運んだ際はチェックしてみてください。