ゴルフコース・練習場
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ダンロップ女子オープンの舞台「利府ゴルフ倶楽部」〈前編・施設編〉〜“コース紹介・新シリーズ”第5回
ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンは、毎年9月に宮城県利府町のグランドPGM「利府ゴルフ倶楽部」で開催されてきました。
しかし、昨年末からのLPGAとの協議が難航して、一時開催が危ぶまれましたが、今年1月末に正式に開催が決定しました。今年は、9月27日~29日に開催されます。
今回は、初めてこのトーナメントの舞台をラウンドしましたので、3回に分けてご紹介します!
まず、前編では生い立ちと各施設をご紹介します。
目次
このコースは比較的新しい!
毎年女子のトーナメントを開催している「利府GC」の開場は、1992年の5月です。ちょうどバブル期が崩壊する時期だったかもしれません。
場所は、宮城県宮城郡利府町にあり、仙台から車で約30分ととても便利な立地です。
当初は、伊藤忠商事が付近の住宅地の造成とともに、この利府ゴルフ倶楽部をオープンさせました。
設計は、富沢誠造の弟子の竹村秀夫で、静岡県の東名カントリークラブなどを設計しています。
開場からまだ26年ですが、この間にミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンを2003年の第31回大会から16回続けて開催しており、今年が第47回大会となります。
開場間もない時期から、女子のプロトーナメントを開催できる素晴らしいコースだったということです。
GRAND PGMに相応しい、素晴らしいクラブハウス!
外観は白を基調にした、決して派手ではないクラブハウスです。
しかし、クラブハウスの中はとても清潔で、内装は新しい感じがありました。
近代的な造りですが、中はゆったりと各施設が配置されており、受付カウンター、ロッカー、レストランの配置も絶妙です!
プロショップの手前に、2018年のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン優勝者のサインなどが陳列されていました!
※GRAND(グラン)PGM……北海道から沖縄まで12コースがあり、「日本のゴルフを、もっと豊かに、もっと上質に」をコンセプトに、全国のPGMゴルフ場から厳選したチャンピオンコースです。
ギャラリーには歴代優勝者の写真が掲出されていました!
ロッカーから階段を下りて、キャディーマスター室に行く手前の、地下1階にギャラリーコーナーがあります。
ここには、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンの歴代優勝者の額やサイン入りキャディーバッグなどが展示されています。
今年で47回目を迎える伝統あるトーナメントが、東北では唯一の女子プロトーナメントとして、東北のゴルフファンに定着していることを物語っています!
利府ゴルフ倶楽部が、トーナメントコースであることを実感する瞬間でした!
女子トーナメントを開催するだけに、ドライビングレンジやアプローチ練習場も充実!
利府の練習場は、「さすが!」と思わせる造りでした。
ドライビングレンジは、距離はそれほど長くありませんが、スリクソンのレンジボールで、ボール販売機には、「このボールの一部は大山志保プロの寄贈です!」の表示がありました。
人工芝の打席の後ろには、きれいに整えられた天然芝があり、トーナメントに備えている感じでした。
また、アプローチの練習場も充実しており、十分な広さで2面あります。
きれいに整備された芝、バンカー、グリーンがありました。他にはない素晴らしいアプローチ練習場でした。
レストランからの眺望も最高! 味も一流!
フロントからロッカーを通った先にレストランがあります。
表紙の写真はレストランをコース側から撮ったものですが、8角形のようなこの建物の2階がレストランです。
レストランからの見晴らしも良く、明るい雰囲気のレストランです。
さらに、味が素晴らしかったです。仙台名物の牛タン定食は、街で食べるものよりもおいしいと評判のようです。
私は、カレーライスをいただきました!
さて、次回はコース編①で、アウトコースをご紹介します。お楽しみに!