Gride

gettyimages/73974086
getty

ゴルフクラブ

とや

規則不適合の高反発クラブはプライベートなら使ってもいい?

こんにちは、ライターのとやです!

飛距離が欲しい! ゴルファーならば誰もがこう思うものです。年齢を重ねるごとに落ちていく体力には勝てませんからね。

そこで強い味方になるのが競技ゴルフでは使っちゃいけない高反発クラブ。

ですがこの高反発クラブってプライベートゴルフでは使用可能? 仲間内で了承さえしてもらえば大丈夫?

なんとなくグレーにしてしまっていた不適合クラブの使用問題についてチェックしてみましょう。

ゴルフ規則不適合のクラブはどこでわかる?

まずはゴルフ規則によって「不適合」とされているクラブは何があるでしょうか。

キャッチフレーズに「高反発ドライバー!」なんて謳ってあるものについては注釈で“このクラブは規則不適合クラブです”と書いてありますね。

そういうわかりやすいものはいいんですが、譲り受けたドライバーや中古で購入したものだとよくわからない場合も。

そんなときはJGAの適合ドライバーヘッドリストを見てみるといいでしょう。

こちらのリストに載っていないものは「不適合」とされていますので不安がある方は確認してみてもいいですね。

中古クラブではお値打ちすぎるクラブにご用心

getty

中古市場ではドライバーがたくさん出ています。それはやっぱりそこそこに値段が高いことで、気軽に新品を試せるわけじゃないですから。

そこでゴルフクラブにあまり詳しくない、これからゴルフを始めてみよう、そんな方が「この安いドライバーでいいや、きれいで状態も良さそうだし」と選んだクラブ。

もしかしたら不適合クラブかもしれません。

不適合であるがために、きれいで状態が良くてもびっくりするような値段で投げ売りされているクラブもあるんですよね。

実は規則不適合クラブに対して公式な見解が!?

getty

普段ゴルフをしている人でも規則をばっちりチェックしている人って少ないんじゃないでしょうか。

競技としてのゴルフを楽しんでいる方にとっては重要な問題になることも、プライベートでたまのゴルフを楽しむだけ、という方ならなんとなくあいまいに済ませていることも多いもの。

不適合クラブについても、実はJGAの公式な見解としてホームページに記載がされていたんです。

~以下引用~


スプリング効果の基準値を超える高反発クラブは2008年1月1日以降ゴルフ規則に不適合となるのでゴルフゲームをするのであれば使用することはできません。また、高反発クラブの使用を認める競技の条件やローカルルールの制定も認められません。
http://www.jga.or.jp/jga/html/rules/info_03_faq_tool.html


高反発クラブの使用を認めるのもダメ、ローカルルールも制定もダメ、さらには競技ゴルフであるか、プライベートであるかは関係ない、とまで明記されています。

不適合の高反発クラブ、使っちゃダメだったんです

getty

「別に内輪のことだから大丈夫でしょ」と使ってきた人もいるかもしれませんが、厳密に言えば高反発クラブは使っちゃダメだったんです。

なので競技はもちろんのこと、プライベートでも不適合のクラブは使用してはいけません。

けれども高反発クラブは実際販売されていますし、愛用者もいるかもしれませんね。

ゴルファーの声を聞いても「ダメなものはダメ」という意見もあれば「競技でもないしプライベートでみんなには了解をもらっているよ」という意見も。

考え方が違う両者の意見をすり合わせることほど難しいことってありませんから、なかなか根の深い問題なのかもしれません。

だからこそゴルフにおいて「飛距離」っていうものは魅力であり続けるのかもしれませんね。

公式な見解としてはダメなんですが、それ以上は言及できそうもありません。