ゴルフクラブ
Nick Jagger
あなたはショートウッド派、それともユーティリティ派?
タイガーが復活の兆しを見せてくれていますねぇ。
ドライバーショットは飛んでいますし、アイアンもキレキレです。
特にすごかったのは2番アイアンのショットでした。
250ヤード以上は飛ばして、フェアウェイをとらえていましたね。
「あんなショットが打てたらなぁ」と思いながらも、私たちのキャディバッグからロングアイアンは、すっかり姿を消してしまいました。
代わりに5、7、9番ウッドといったショートウッドやユーティリティクラブをバッグに入れていますが、どちらも同じような飛距離、弾道が出るクラブですので、どちらを買おうかと迷っている人も多いのではないでしょうか。
ミスしてもパワーロスが少ないフェアウェイウッド
フェアウェイウッドというと、非力なゴルファーや女性ゴルファーが、ただ飛距離を稼ぐためのクラブと思われがちですが、今やかつてのロングアイアンよりも攻撃的で高性能のクラブなのです。
まず一番のメリットは、ソールの幅が広いということです。
幅が広ければ、多少ダフッてもソールが滑るため、ロングアイアンのダフリに比べて、インパクトでのパワーロスが少なく、飛距離のロスも少ないので、少しでもグリーンに近づけたいという飛距離重視のゴルファーには、非常に使い勝手のいいクラブといえます。
当たり前ですが、フェアウェイウッドがウッドの形状をしているということは、アイアンに比べて重心深度も深くなっているため、スイートエリアが広くなっています。
ヒットポイントが多少ズレても方向性、飛距離ともにブレは少ないのです。
また、重心深度が深いということは、同じロフトでもロングアイアンより球が上がりやすいため、キャリーが出やすいということでもあります。
ピンをデッドに狙えるショートウッド
また、ほとんどのフェアウェイウッドは、低重心化を図ってボールが上がりやすくなっています。
特に5、7、9番といったショートウッドは、3番アイアンと同じくらいの20度前後のロフトであっても、高弾道に攻めることが可能なため、200ヤード近い距離があっても、上からピンをデッドに狙っていくことができます。
このようにショートウッドは、単に飛距離を稼ぐというクラブでなく、攻撃的なクラブなのです。
アイアンが得意ならユーティリティクラブ
フェアウェイウッドと同様に、飛距離重視のクラブとしてアイアンタイプのユーティリティクラブもたくさんありますよね。
多くのモデルのヘッド素材はチタンです。ソール部分やバックフェースに比重の重い素材を使うことで、重心深度の深い、スィートエリアの広いクラブに仕上がっています。
ソールの幅も広く、クラブの座りも良く、機能的にはショートウッドと大きな差はありません。
アドレスしたときに見えるフェースがアイアンに近いモデルも多く、ウッドタイプよりもアイアンのほうが打ちやすいというゴルファーは、そのようなユーティリティクラブのほうをお勧めします。
いずれにしても、フェアウェイウッドやユーティリティクラブは、今やコースを果敢に攻めるクラブになっているのです。
これらをモノにすれば、ゴルフの質も変わってきますし、ゴルフが何倍も楽しくなってきますよね。