ゴルフクラブ
しだしんご
実験!ディスタンス系とスピン系でこんなにもアプローチは変わります
こんにちは!
冬の寒い時期に大活躍してくれるのが、ディスタンス系のボール。寒い中でもきっちり飛距離を出してくれる優れもの。
だけど、ディスタンス系って飛距離は出るけどスピンは掛かりにくいんじゃないの?
では実際に、スピン系と打ち比べてみてどれだけ違いを感じることができるかを試してきましたよ♪
今回は、ディスタンス系の代表としてキャロウェイの「SUPER SOFT」、スピン系の代表としてブリヂストンの「TOUR B XS」、そしてディスタンス系とスピン系の中間に位置するキャロウェイの「CHROME SOFT X」を使用します。
ピンまで20ヤードの距離で試してきました
使用クラブは、私の頼れる相棒キャロウェイの「MD3」。
ロフトは58度、バウンス角11度で打ちます。ピンまでの距離は20ヤード。
15ヤード程キャリーさせて、ボールの挙動を確認してみたいと思います。
お付き合い、よろしくお願いします!
まずはディスタンス系から打ってみます
まずは、キャロウェイの「SUPER SOFT」から。
ディスタンス系の代表として登場していただきました。
キャロウェイのボールが2種類あるので、わかりやすいようにボールに赤くマークをつけています。
フェースを若干開き気味にして、スピンが入るようにフェースでボールを包み込むように2~3球打ってみます。
感想は、まず「ボールが高く上がるな」というのが第一印象です。
スピンはまったく掛からないわけではないのですが、強くブレーキが掛かるというより、「ボールの高さとスピンの合わせ技で止める」というイメージです。
上からドスン、コロコロ……といったイメージでしょうか。
打感は非常にソフトです。アプローチが苦手な方も、こういった柔らかいボールはフェースに上手く乗ってくれますので、安心感があると思います。
使い方としては、ピンの手前から転がして寄せるイメージがいいと思います。
次にスピン系を打ってみます
次にスピン系代表、ブリヂストン「TOUR B XS」。
これは……反則レベルのスピンです(笑)。まさしく「急ブレーキ」といった表現がピッタリの止まり方です。
弾道は、低く飛び出し、「トン、ギュギュッ」と思いっきりグリーンの芝を噛んで止まってくれます。
筆者はディスタンス系から数回試打したので、あまりの止まり具合にショートしまくりました(笑)。
ピン手前まで勇気を持ってしっかり突っ込んで打っていけば、ピン横でビタッと止まってくれる、そんなイメージのボールです。
最後に中間の「ディスタンス&スピン系」
最後に、キャロウェイの「CHROME SOFT X」。
このボールは「ディスタンス系」なのか「スピン系」なのか?
ちょっと判断に悩むところでしたので、あえて中間とさせていただきました。ドライバーでは低スピン、アプローチでは適度なスピン性能といったうたい文句の商品です。
打ってみると……めちゃくちゃスピン入るやん!(すみません。ついつい関西弁が出てしまいました笑)。
先ほどのブリヂストン「TOUR B XS」と比べると、若干弱いかな? という感じですが、十分過ぎるほどスピンが入ります。さすが海外のツアープロも使用するボールだなという感じです。
打感は、「SUPER SOFT」に比べて、芯がある感じ。中弾道で飛んでいき、これも芝をしっかり噛んで止まってくれます。
このボールも、しっかりピンまで突っ込んでいける。そんなボールではないでしょうか。
自分のイメージに合うボールを選んでください
いかがでしたか?
ここで一つ誤解していただきたくないのは、アプローチでディスタンス系がダメとか、スピン系が良いという話ではないということです。
大事なのは、「自分はどんな寄せ方がイメージしやすいか?」ということです。
人によっては、手前からコロコロ転がして寄せるイメージの方がわきやすいこともあります。
そんな人がスピン系のボールを使うと、手前でスピンが掛かりすぎてショートしてしまうこともあるでしょう。
自分がどんなプレーをしたいか。その要望に応えてくれる、相棒になるボールを見つけるためにも、いろいろ試してくださいね♪