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【流行の兆しあり、小顔ドライバーのすすめ!】☆失敗しない、クラブ選びのヒント教えます。
ここ最近は、大型ヘッドに長尺使用と『大きく・長く』な流行が続いておりましたが、世の常で『一方に注目が集まるとその反対側にも注目が集まる』なんて事は良くあります。
昨年、短尺ドライバーが注目されたのもそんな所が大きくあり、今回ご紹介する『小顔ドライバー(420~430cc程度)』も、大型ヘッドになかなか馴染めない方や長さを短めにして『操作性』を重視したドライバーを・・・とお考えの方にとってもピッタリなヘッド形状だと思います。
今回はそんな、前回紹介したマッスルバックアイアン同様これから再ブレイクしそうなドライバーヘッドを詳細に紹介していこうと思いますので、今回もご興味のある方は最後までお付き合いくださいませ。
では、始まり始まり・・・。
目次
その①、小顔ドライバーヘッドはどんなタイプの方におすすめか?
プレイヤーのスイングパターンは、十人十色です。
シャフトの特性で、各々のスイングパターン(振り方)に合わせて行く事はもちろんですが、ヘッド形状を組み合わせる事も重要な内容です。
最近はヘッドの大型化が進み、ほとんど発売されるモデルが規制値最大の460ccになっています。
そのため、今回ご紹介する420〜430cc程度の小さめヘッドは、各メーカーの商品ラインナップに見る機会は少なくなりました。
しかし、『操作性を重視する方』や『球が吹け上がる方』、または『クラブ全長を短めにして振り抜きを良くしたい方』には“小さめヘッド”は正にうってつけのヘッド形状だと思います。
なぜなら、そのようなイメージをお持ちの方にとって大型ヘッドは重心距離の関係からヘッドの開閉も遅くなり、『プッシュスライス』も出ガチ!
また、そのためにインパクトで右肩が被り『状態の突っ込み』が生じ、逆パターンで『チーピン』が出る事もよくあります。
そんな点から、操作性(ヘッドの返りやすさ)を考えると、小さめヘッドのほうが向いている方も多いはずです。
また、全長を短くすれば小ささは意外と気にならないもんです。
その②、小さいといっても、昔のヘッドと比べるとはるかに大きめサイズ
そう、最近のドライバーはヘッド体積がドンドン大型化になっているので、430cc前後のヘッドは小さめという位置づけになるのです。
特に、並べて比較すると『小さくて安定感を欠く』印象を受けると思いますが、ほんの15年前くらい昔なら420cc前後のヘッド体積は大型ヘッドの部類でしたからね!
当事はまだまだ300cc台のヘッド体積が主流で、シャフトの性能も現在ほど良くなかったので、大型ヘッドで長尺仕様なんてセッティングは考えられませんでした。
しかし、現在は技術進歩のお陰で『ヘッドは大きく』『シャフトは長尺』というセッティングで飛距離を出すことが可能になりました。
そんな流れから430cc前後のヘッド体積は『小さめ』というイメージになった訳です。
しかし実際に、自分が使ってみると、
『長さは45インチくらいで短め(最近の平均値から比べると)なら違和感はまったくなし。ヘッドの返りは格段に良くインパクトで振り遅れるイメージがないから、シッカリとフィニッシュまで振り抜ける』
というのが感想です。
大型ヘッドは『一度使うと止められない』と良く聞きますが、小顔ドライバーにも同じ事が言えると思います。
その③、小さいヘッドには、挙動が安定したシッカリめのシャフトがおススメ
では、小さめヘッドにはどんなシャフトが合うのでしょうか?
まず、一番の特性である『ヘッドの返りやすさ』を考慮してシャフトを選ぶ事をおススメ致します。
①比較的球の打ち出し角が高めで、吹け上がり気味な方には
『中〜元調子』で先端側の挙動が大きくなくシッカリめのシャフトを選ばれると良いでしょう!
最近の流行シャフトだと『ツアーAD TPシリーズ』『ディアマナBFシリーズ』『スピーダーEVOLUTION IV』等がオススメです。
どのモデルもダウンスイングで“タメ”が作りやすくインパクトでは無駄な動きがないシッカリめのシャフトと組み合わせるとベストだと思います。
②スライスでお悩みの方には
少し先端が走るシャフトと組み合わせるとインパクトで楽にヘッドが返って加速しますのでつかまった強い球筋が期待できます。
『大型・長尺・軽量』に飛距離では劣るかも知れませんが、『方向性』では格段に上がりますのでおススメです。
さらに、非力な方でもロフト多め(10.5度以上)を選びシャフトも先端がしなる球の上がりやすいモデルにすれば、『方向性が良く強い球が出る』クラブに仕上がります。
その④、小顔のおススメドライバーヘッドは?
では、最後に小顔でおススメなドライバーをご紹介致します。
①BALDO TTX 420ドライバー
このドライバーの特徴はDAT55(特殊チタン)カップフェースにチタンボディーとフルチタン素材でより低重心化を図るために、ソールに標準で合計18グラムのタングステンウェイトが施されています。
高弾道・ロースピンな力強い球筋が特徴的で、『小さくても、やさしめでシッカリ飛ぶヘッド』です。
②AKIRA PROTOTYPE H-609 ドライバー 420cc
このドライバーは久保谷健一プロの要望を反影したプロユースモデルドライバーで、打感・操作性・打ち出し角などすべてがプロ好みのスペック。
弾道は吹け上がりを抑えるために『逆Lカップフェース』という従来の発想とは逆の理論で開発されたフェースが特徴で、『風に負けない弾道とボールがフェースに乗るような感覚』です。
ですので、ある程度ボールコントロールができる人向けのドライバーではありますが、打感と操作性の良さはピカイチです!
アイアンでいうと『マッスルバックアイアン』のような、マニュアル感覚で打ち応えのある硬派なドライバーです。
その⑤、今回のまとめ
いかがでしたか?
今回は、ここ最近のドライバーの主流である『大型でオートマチックなヘッド』ではなく、『操作性重視でマニュアルタイプ』な小顔(420~430cc程度)ドライバーの特徴や利点をご紹介させていただきました。
確かに『マニュアルタイプ』という事で、使いこなすためにはある程度の技量は必要ですが『最近の大きめのヘッドはどうも構え辛い・・・』とか『打ちたい方向に敏感に反応するクラブがあれば・・・』とお考えの方には、きっと、ピッタリとハマるヘッドサイズのドライバーだと思います。
また、装着するシャフトによってはいろんな仕様が期待できますので、ご興味のある方は、ぜひ近くのショップにご相談いただければと思います。
自分も使ってみて、とても好感触でしたので今回ご紹介させていただきました。
結構おススメですよ!
それでは、今回も最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
〜最高の1打とその次のステップのために〜
また次回まで。。。
押忍・感謝