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【常識を覆す!最近のカーボンアイアンシャフト事情編】☆失敗しない、クラブ選びのヒント教えます。

今やクラブは、カスタムシャフトが当たり前の時代!

ドライバーはもちろん、全てのシャフトにおいて一人一人に合うカスタマイズが最早、常識となっております。

中でも、カーボン素材の進歩は目覚ましく、スチールよりも設計自由度が高いため、色んな特性をもったシャフトが登場しております。

特にアイアン用カーボンシャフトはプロの間でも注目を集めており、これまでの『カーボンシャフトは頼りない!暴れる!』といったようなイメージを大きく覆すモデルが数多く発売されております。

そこで、注目度大のカーボンアイアンシャフトの魅力をお伝えしたいと思いますので、最後迄お付きい頂きますよう宜しくお願い致します。

きっと、カーボンアイアンシャフトに対する見方が変わりますよ!

では、はじまりはじまり・・・。

其の①、何故、カーボンシャフトが注目され出しているのか?

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少し前までは、アイアンのシャフトはスチールが圧倒的に多く、使用者や評価も『アイアンはスチールの方が性能が良い』なんていわれていたのですが、最近はカーボンの開発が特に進み、カーボンアイアンシャフトの需要が特に伸びております。

何故でしょう?それは、スチールに比べ設計自由度が高くスチールで実現出来ない微妙な部分をカーボンなら補えるからです。

例えば『スチールは軽量になるとシッカリ感が出ず、逆にシッカリ感を求めるとある程度重量が出てしまう』なんて事も

カーボンでは『軽くて、シッカリなシャフト』をたやすく見付ける事が出来ます。

それに、カーボンのメリットでもありデメリットでもある『しなり』を上手く利用すれば飛距離アップも間違い無く望め、使う人のスイングパターンによってはスチールよりもカーボンの方が合う人も多いはずです。

プロの間でも、男子女子関係なく使用者は増えております。

もし、そんなカーボンに対するイメージでなかなかカーボンシャフトをチャレンジする機会が無い人には是非、チャレンジしていただきたいです。

目からウロコ・・・かも知れませんよ!

其の②、最近のカーボンはスチールとカーボンのハイブリッド繊維が主流!

アイアンのカーボンシャフトが注目され出してきた背景には、カーボンの材質改良が大きく影響していると思います。

カーボンシャフトは芯棒と呼ばれるモノにカーボン繊維シートを巻き付けて成形して行きますが、その芯棒の金属素材を工夫したり金属箔や金属シートを巻き付けたりと、カーボン繊維とスチールの良い部分を組み合わせて出来ているのが最近のカーボンアイアンです。

これにより、スチールシャフトからカーボンシャフトに持ち替えても全く違和感無く変更する方が多いのだと思います。

昔のカーボンシャフトにも重量級カーボンも存在していましたが、一般ユーザーにはとても扱えるシャフトでは有りませんでした(とにかく、硬く折れやすい)。

それに、一般的なカーボンシャフトはシッカリ感が欲しい人にとっては『暴れて頼りない』なんて印象を強く与えるシャフトだったようです。

しかし、今のカーボンアイアンは実際に球を打つとよくわかりますが、そこら辺をうまく解消しており昔のカーボン特有の『ピンピンした感じ』や『頼りなさ』は全く感じ無いと思います!

其の③、カーボンアイアンシャフトを選ぶ際のポイント

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では、実際にカーボンシャフトを選ぶとなるとどんな所に注意すればよいのでしょうか?

それには先ず、カーボンシャフトの特性を理解しておく事が必要です。

特性①スチールよりもカーボンはしなりを感じ易く、フレックスの違いもハッキリわかり易くなる。

特性②しなり感からくるイメージで同重量のスチールより重く感じ易い。

特性③トルクや調子の数値だけでは、シャフト自体の硬さやしなり具合を判断し辛い。

等が挙げられると思います。

特性①のフレックスの違いですが、例えばSとRがあった場合打ち比べると軽さだけでなくしなり具合の差がスチールよりハッキリわかります。

また、特性②のスチールとカーボンを重量感で比べた場合、確かにそのように感じるはずです。

しかし、打ち比べをされる場合はスチールより軽いシャフトから試打するのでは無く、同じ重量帯のシャフトから試す事をおすすめ致します。

最後に特性③ですが、カーボンシャフトの場合設計自由度の精度の高さから『元調子だけど、インパクトでしっかりシャフトが加速する』みたいなシャフトが多くあります。

カタログ表記で判断でせずに実際に体感する事をおススメ致します。

其の④、おススメシャフトは?

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では、最後に今話題のおススメのカーボンアイアンシャフトをご紹介致します。

①FUJIKURAシャフトのMCI・・・このモデルはラインナップとして通常のMCIと番手別重量フロー設計のMCIブラックがあります。

両方ともカーボン繊維と金属の複合設計になっており、ブラックの方はウエイトフロー設計という事でカーボンの特性を上手く活かした設計になっています。球を楽に捕まえてくれるので、楽チン大型ヘッドアイアンとのマッチングも良いのではないでしょうか。

②三菱レイヨンのOT IRON・・・特徴は、カーボン繊維に樹脂を染み込ませその繊維の束を組みひも状に編み上げる事によりスチールにヒケを取らないようなシッカリ感や振り抜きの良さを実現しています。また、全番手同一の1本取り設計でチップ(先端)のカット調整で硬さをフローさせて行きます。これにより、質量の誤差が少なくなりどの番手も同じ感覚で振り抜けます。

紹介した他にも、カーボンアイアンシャフトは種類が多く発売されて来ておりますので、是非一度試してみてはいかがでしょうか?

其の⑤、今回のまとめ

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いかがでしたか?今回は、ここ数年でプロの間でも使用者が増えているカーボンアイアンシャフトに注目してお話してみました。

何度も書くようですが、昔のカーボンシャフトのイメージやメーカーオリジナルのカーボンアイアンとは違い、スチールと変わらない程シッカリ感がありブレも少ないのが最近のカーボンアイアンのスゴい所です。

『とにかく、振ってみればわかる!』とは正にこの事で、体感した事が無い方がこのようなカーボンアイアンを試打されるとほとんどの方が、イメージのギャプにビックリしておられます(良い意味で・・・)。

カーボンの良い特性『弾く』『しなる』『飛距離が出る』を理解して上手くヘッドとマッチングさせれば強い味方に絶対なりますので、是非参考にしていただければと思います。

では、今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。      

〜最高の1打とその次のステップの為に〜
また次回まで。。。
押忍・感謝