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「初速」よりも飛距離に影響!適正なバックスピン量で飛距離は伸びる
こんにちは!
ナイスショットしてますか?
飛びの3要素と言われる「スピン量」「打ち出し角」「ボール初速」。
実は3要素の中で、一番影響のあるのがバックスピン量。
そのあたりを記事にしてみました。
どんなんかな?
それでは行ってみよう!
飛びの3要素とは?
1.バックスピン量
2.打ち出し角
3.ボール初速
この3つがボールの飛距離に影響を与えることが知られています。
それぞれに適正数値というものがあります。
【バックスピン量】2000回転/分前後
【打ち出し角】17度前後
【ボール初速】初速をヘッドスピードで割った数値(ミート率)が1.5に近いほどいい数値
ひと昔前は打ち出し角14度前後、スピン量2300回転/分前後と言われていましたが、現在の低スピンヘッド、ボールの進化により、最近では打ち出し角17度前後、スピン量2000回転/分前後と言われています。
ボール初速が速いだけでは意味がない
「ボール初速」、一見、速いほうが飛ぶと思われがちですが……。
いくらボール初速が速くても、それだけでは飛ばないんですね。
逆にボール初速が遅い人のほうが飛んでいたりします。
それはバックスピン量が適正か、多いかによって初速以上に影響が出てしまうためです。
ボール初速が最大に出る打点はどこだと思いますか?
スイートスポットで打った場合と思うかもしれません。
実は初速を出すだけなら、スイートスポットを少し下に外したほうが初速は出るのです。
下に外すとロフトが立って当たることになるので、ボールがフェース上を滑る力が少なくなり、初速が出るのです。
しかし初速は出ても、スイートスポットの少し下で打つということは、アイアンでスピン量を増やしたい時と同じことが起こります。
つまりスピン量が増えてしまい、吹けてしまい飛ばないボールとなるのです。
ヘッドスピードやボール初速を簡単に計測できるアイテム、簡易的な弾道測定器もあります。そのような器具を使って練習すると、どんな時に初速が出て飛んでいるか把握しやすくなるでしょう。
プロが一番気にしているのは「バックスピン量」
初速が出るだけではボールが飛ばないことは理解していただけたと思いますが、実はプロが一番気にしているのはバックスピン量なのです。
昔の男子プロの飛距離は280ヤードくらいでしたが、今の男子プロの飛距離は300ヤードを超えます。
飛距離にして20~30ヤードのアップ。
体格が良くなり、ヘッドスピードが今のほうが速くなっていることもありますが……。
ヘッドスピードだけで考えると、30ヤード伸ばそうと思うと5メートル/秒以上は必要となりますが、そこまでヘッドスピードがアップしているとは思えません。
クラブ、ボールの進化ももちろんありますが、「トラックマン」などの弾道測定器でボールの質を意識して練習していることが飛距離が伸びている理由です。
それぐらいバックスピン量は飛距離に影響を与えているのです。
どこで打てば飛ぶ球質のボールが打てるのか?
結論を言ってしまうと、スイートスポットを少し上に外したところで少しトウ側。
ここで打つことができれば、初速は落ちますがスピン量が減り、打ち出し角も高くなります。
そして少しトウ側に外すことでボールにドロー回転が掛かります。
落ちてからもランが出やすい球質となり飛距離が出ます。
上に外すということはロフトが寝て当たることになり、高打ち出し低スピンのボールが打てることになります。
いかがでしたか?
飛びの3要素の中でも一番重要なのはスピン量。
最近のドライバーはどんどん低重心化が進み有効打点が広くなっていますので、低スピンのボールが打ちやすくなっています。
皆さんも低スピンのボールを打つことができれば飛距離はまだまだ伸ばせるはずです。
写真のようなショットマーカーでまずは自分の打点を調べてみましょう。