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ゴルフクラブ

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100切りを目指す 本気のクラブ選び ~ドライバー編~

ゴルフクラブを選ぶ時、皆さんはどんな理由で選んでいますか?

「店員に勧められたから」「憧れのプロが使っているから」「ブランドイメージ」

選び方はいろいろだと思いますが、自分にあったスペック、モデルを選ぶ事は、クラブがスイングを良くしてくれる事もあり確実にスコアアップにつながります。

どんなんかな? それでは行ってみよう!

オーバースペック症候群

ラウンド時にカートに積まれたバッグを覗いてみると、フェードが打ちやすい最新ヘッドに、60グラム台のカスタムシャフト、硬さはS。

同じシャフトは無理でも〇〇プロが使ってるのと同じなんだよねぇとなにやら自慢げに話されます。

でも、ティーショットはプッシュスライス(右に打ち出して右に曲がるスライス)かチーピンでOB連発……なんて人がよくいます。

憧れのプロと同じクラブを使う、所有の満足はあってもラウンドの結果は決してよいものではない事が多いのです。

欲しいクラブと結果の出るクラブは違う

日本人のアベレージゴルファーの平均ヘッドスピードは40メートル/秒前後だそうです。

上記の方は、まさにアベレージゴルファー。

ヘッドスピード、技術に対してつかまらないヘッド、シャフトが硬すぎるクラブを使った結果、OBを連発してしまう訳です。

シャフトを上手くしならせる事ができないために、力んで振ってしまうので振り遅れてプッシュスライス。

スライスを避けるために手首をこねるようなスイングになってしまいチーピン。

ほとんどのホールでプレイング4。

13000円前後のプレーフィーを払って、ショートコースと同じ内容のゴルフ。

憧れのプロと同じクラブを使っていても、果たしてこのゴルフが楽しいでしょうか?

ゴルフの楽しみ方は人それぞれですが、私には楽しいゴルフとは思えません。

自分に合ったスペックのドライバーを使う事は、結果に繋がり楽しいゴルフになるはずです。

結果が出るクラブ ~どんなスペックのドライバーを選べばいいのか?~

ドライバーを選ぶ基準として、

①ヘッド
②シャフト
③バランス、重量、長さ

上記のスペックを考えて選べば自分にピッタリのドライバーを選べると思います。

①ヘッド

ヘッドには“つかまり系”と“逃がし系”のヘッドがあります。

選ぶのはもちろん、つかまり系のヘッドです。

フェース角はフックフェース(ポンと地面に置いたときに、左を向いている)~ストレートです。

フェースの座りがオープンフェース(ポンと地面に置いたときに、右を向いている)のクラブは、パワーヒッターが叩いても左に行かない“逃がし系”ヘッドです。

つかまりを抑えているのでフェードが打ちやすいヘッドです。

アベレージゴルファー(特にスライサー)には、オーバースペックになります。

重心深度は35ミリ以上、重心角は20度以上、低重心率60%以下、ロフトは9.5度あるいは10.5度どちらでもいいですが、試打してスピン量が2000rpm前後のボールが打ちやすいロフトを選べばOKです。

②シャフト

硬さですが、S、SR、Rなどと表記されているクラブがほとんどだと思いますがメーカー、モデルによって基準が統一されていないため、振動数でみるべきです。

振動数とは、グリップエンドを固定してシャフトを振動させたときに、1分間に何回振動するかを表した数値で単位はcpm(cycles per minute)で表し、数値が大きいほど硬いことを表します(上の写真のような機材=振動数計で測定します)。

日本人の平均ヘッドスピードの40メートル/秒くらいの人には、240cpm~250cpmくらいで、重さ50グラム台の無理なくしならせる事ができる硬さのシャフトがお勧めです。

ヘッドの位置を感じやすく振りやすいので力んで軸が突っ込んだり、振り遅れにくくなり、タイミングがよくなってスイングにも好影響が期待できます。

シャフトのトルク(ねじれやすさを表す数値)については、4.5前後がお勧めです。

このくらいのトルクがあると、インパクト時のフェースの開き、かぶりを緩和してくれます。

キックポイント(シャフトがしなりやすい場所を表し、中調子は真ん中、先調子はヘッド側、元調子は手元側がしなりやすい)は中調子、先中調子がつかまり系のシャフトになるためお勧めです。

中調子、先中調子のシャフトはしなり方にくせがないものが多く、つかまったボールを打ちやすく、方向性、高さともに出していきやすい調子です。

③バランス、重さ、長さ

バランスはD2くらいがお勧めです(45.75インチの場合)。

中にはD4くらいのバランスのクラブもありますが、切り返しで初動負荷が多くかかるのでパワーヒッター向きです。

重量は、300グラム前後が理想数値です(45.75インチの場合)。

重すぎず、軽すぎず程よい重さはこれぐらいの重量が振りやすいと思います。

長さは、45~45.75インチ位がお勧めです。

短めのクラブは重量が重め、長めのクラブは軽めとなっていますが、自分が振りやすいと感じるクラブは結果が出るクラブである事が多いです。


写真は、バランスと重量を計測する機器です。
Golf-Mechanix クラブバランス&重量測定器 スイングウエイト

まとめ

getty

クラブメーカーは上級者用のクラブとアベレージ向けのクラブと2つのラインで販売していることが多いと思いますが、平均的なヘッドスピードで100切りを目指す方の選び方のコツとしては、

・アベレージ向けのクラブを選ぶ
・カスタムシャフトではなく純正シャフトを選ぶ(メーカーがセッティングしているカスタムシャフトはアベレージゴルファーには重すぎ、硬すぎ。オーダーでカスタムシャフトを組む場合は、振動数、トルク、硬さに注意!)

の2点に気をつけてください。

おおむねアベレージ向けのクラブはヘッド、シャフト硬さ、トルク、バランス、長さ、重さが上記の内容に収まっている事が多いです。

試打した結果で、ロフト、シャフト硬さを選べば楽しい結果の出るクラブを見つける事ができると思います。

私個人のお勧めドライバーは、

キャロウェイ
・XR
・GBBエピック スター

テーラーメイド
・M2
・グローレF2

ブリヂストン
・JGR

ミズノ
・JPX900

ダンロップ
・ゼクシオ
・Z565

プロギア
・RS

ヤマハ
・UD+2
・RMX216

タイトリスト
・VG3

上記の中で、ロフト、シャフト硬さを考えながら試打して少し柔らかいなと思うぐらいのシャフトがベストだと思います。


いかがでしたか?

クラブ選びは欲しいクラブではなく、結果が出るクラブを選ぶ。

この事が理解できると100を切る日は遠くないと思います。