ゴルフクラブ
モハメドアリモト
【コンビネーションアイアンのすすめ!編】☆失敗しない、クラブ選びのヒント教えます。
ようやく寒かった冬のゴルフも終わり、いよいよ本番!ゴルフシーズン到来ですね。
そろそろ、夏用のクラブセッティングに『衣替え』してみてはいかがでしょうか?
そう、最近は夏と冬でクラブのセッティングを変更する人も多く見かけます。
要は、夏と冬で2セット使い分けていらっしゃるんですね!
やはり、冬のゴルフは夏に比べ身体も動かない分、飛距離や球の捕まりも悪くなりミスになりがちです。
そこで冬と夏で、変わらず使い易いクラブ状態をキープするために工夫されているようです。
話は少し逸れますが、先日そんなクラブセッティングをされてる方が、ふと『ロング番手に冬用アイアン、ショート番手に夏用アイアンを混ぜて使ってみたら調子良いんだよ!』とおっしゃってました。
なるほど、プロでもコンビネーションして使う方もいるそうですからね。
アマチュアでも使えるセッティング例ですよね!
そこで、今回は『コンビネーションアイアンの組み方』についてお話ししたいと思いますので、
今回も最後迄お付きい頂きますようお願い致します。では、はじまりはじまり・・・。
目次
其の①、どんな形状を組み合わせするか?
コンビネーションといってもどんな形状のアイアンセットを組み合わせればよいのでしょうか?
昔何かの雑誌でクラブデザイナーの竹林隆光さんがご自分の使用されるクラブは
『色んなクラブセットを混ぜ合わせて自分用にアレンジして使っていた』
と書かれていました。
クラブ設計家でさえそんな使い方を考えてたんだから、アマチュアでもそのセッテイングを取り入れればきっと効果を得られるはず!
確かに、どの既存のアイアンセットもそのような事を考慮してロングアイアンとショートアイアンの設計はされておりますが、クラブの見え方や顔つきの流れを重視すると、さほど明確に打ち易さや操作性に変化が無いのが現状です。
そこで、2セット組み合わせの、ロングアイアン(5〜7番)はポケキャビもしくは、キャビティーバック。
ショートアイアンはキャビティーもしくはマッスルバックという組み合わせはいかがでしょうか?
とにかく、ロングとショートで使い勝手の用途を明確に分けて考える事が重要です。
そう、これなら憧れの『マッスルバックアイアン』も使いこなせますからね!
其の②、組み合わせる際の注意点
では、実際に組み合わせて行く際の注意点ですがロング番手を易しく、ショートアイアンは操作性を重視するというのがベターでしょう。
その時のポイントは、『どの番手から精度が悪くなるか?』を考えて組み合わせます。
因みに僕は7番アイアンまではソコソコ練習していますので、6番アイアン・5番アイアンをサイズが少し大き目でポケットキャビティーへ変更(組み合わせ)しております。
さらに、シャフトも通常のアイアンの流れでは無くユーティリティー的な発想で少し軽めで、硬さも軟らか目にしております。
この意図は、ロングアイアンを上手く打つためには、ヘッドスピ−ドを上げて行かなければ成らないため重量を軽くする事でそれをカバーします。
また、シャフトの軟らかさはヘッド形状が大きくなるという事は重心距離や慣性モーメントが大きく作用しヘッドが返り辛くなります。
そこで、流れよりも軟らか目のシャフトで球を捕まえて行きます。
勿論、ロフトは変更前と同様かそれより少し立ち気味にします。
ポイントは長い番手を『よりミスなく楽に正確に飛ばせる』ように長い番手を工夫する事が目的です。
其の③、ショート番手を操作性重視にするメリットは?
ロングアイアンはミスヒットが多いので、易しく振り抜けるアイアン形状に変更するメリットは理解し易いと思いますが、ショート番手をあえて操作性重視な形状にするメリットはあるのか?
ということについて僕なりの見解をお話し致します。
まず、ショート番手で一番怖いミスはなんでしょうか?
僕は、『フッカー』ですから130ヤード以降の距離で引っ掛けるミスは絶対に避けたいと思っています。
そうすると、ロング番手で使っているような形状の『易しい顔』つきのアイアンだと捕まり過ぎ・飛び過ぎetcの恐れがあります。
そこで、目標とする方向へ素直に構えられ操作性のよい『チョット難し目』アイアンを選択しております(流石に僕の技術だとマッスルや超小顔アイアンは使えませんので・・・)。
スイートエリアが比較的狭い(易しいアイアンよりは、です)のでミスしても逆に大怪我にならず飛ばないだけで済む事が多いです。
それに、ショート番手くらいは打感のよいアイアンでアイアンショットの醍醐味を味わいたくないですか?
自信が持てるショート番手からならリスクは少ないですからね!
其の④、ユーティリティーとのコンビネーションも効果あり!
これが、一番オーソドックスなコンビネーションの仕方かもしれませんね!(笑)
5番、6番はアイアンを抜いてユーティリティーを入れる。
最近は、ユーティリティーのロフトも27度辺りまでラインナップされており、6番アイアンのロフトまではユーティリティーでカバーできるようになっております。
しかし、ここでの注意点ですが、ユーティリティーはアイアンに比べ『形状・丈の長さ』の大きな違いから飛距離の差が出過ぎる恐れがあります。
軽く(重要です)振ってどれくらい飛ぶのか確認して下さい。
もし、すぐ下の番手と比べ2番手(約20ヤード)近く差が出るようなら同等ロフトのアイアンを入れておく事が必要です。
このセッテイングでの注意点はユーティリティーの飛距離にあります。
仮にアイアンとユーティリティーのロフトが同じ角度であった場合、大体の方がユーティリティーのほうが1、2番手(10〜20ヤード)近く飛距離が伸びます。
上記で紹介している易しい形状アイアンでも同様な事はいえますが、ユーティリティー程ではありませんのでお忘れないように・・・。
其の⑤、今回のまとめ
いかがでしたか?
今回の内容は、実際に御客様から『使用中のアイアンセットをコースでより使い易い物にする事は出来ないか?』というご相談を受け、実際に試してみて効果が出た内容を記事にしてみました。
意外と、夏と冬でアイアンを2セットお持ちの方が多く、今回ご紹介した内容も試し易く、入れ替えて戴いた方の感想も、ロングアイアン(5番、6番)のミスがかなり軽減されたと評判が良かったので紹介させて頂きました。
違うセットでしかもコンセプトの違うアイアンを組み合わせる訳ですから、構えた時の違和感や重量などの釣り合いは多少ズレては来ますが、コースでの打ち易さやミスの度合いを考えた場合、無視出来ない結構使えるセッテイングですのでご参考戴ければ・・・と思います!
今回も最後まで読んで戴きまして有り難う御座いました。
〜最高の1打とその次のステップの為に〜
また次回まで。。。
押忍・感謝