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いつのまに? 7番アイアンが「5番アイアン化」している理由

最近のアイアン市場を見ると、「飛ぶアイアン」が人気を集めている!

しかし、実はそんな飛ぶアイアンにはあるヒミツが隠されているのを知っていますか?

今の7番アイアンと、昔の5番アイアンはロフト角が同じに!?

年々、ゴルフクラブは進化をしている。

そして昔では考えられないほど飛ぶアイアンが増えてきている。

そのヒミツはロフト角にある。

実は、最近のアイアンと昔のアイアンではロフト角が違う。

10年くらい前まで、7番アイアンのロフト角は34度がスタンダードだった。

しかし最近の7番アイアンのロフト角を見ると、

「ヤマハ インプレス UD+2」が26度、

「プロギア RED」が28度、

「テーラーメイド M2」が28.5度と

昔の5番アイアンのロフト角が今の7番アイアンになっているのだ。

ロフトだけでなく、アイアンは長くなっていた!

getty

変わったのはロフト角だけではない。

今、7番アイアンは、クラブの長さが37インチ以上のタイプが標準になっているが、かつては36インチ前後が最も一般的な長さだった。

この1インチの差は3.8センチになる。

長くなると、ヘッドスピードが上がり、ボール初速も早くなる。

つまり飛ぶようになるのだ。

5番アイアンが打てなくなるのは当然か!?

getty

7番アイアンが5番アイアンになったということは、5番アイアンは3番アイアンになったということ。

長くゴルファーをやっている人は

「昔に比べてやさしくなったはずのアイアンなのに、5番が打てなくなった」

という人もいるだろう。

それはアイアンの問題ではない。

5番アイアンが打てないのは、それは「3番アイアン」だったからだ。

決してアイアンのクラブ自体が昔よりも難しくなっているわけではない。

テクノロジーの進化によって、間違いなく昔より簡単になっている。

しかし、ロフトと長さが変わったことで、番手が変わっていたのだ。