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モデルによってこんなに違う!アイアンは番手よりもロフト角で選ぶべし!
初心者の練習は7番アイアンで、とか、5番アイアンが打てれば他の番手は打てる、とか何かとアイアンは番手が話の基準になったりしますよね。
しかし本当に番手だけで見ていいのでしょうか?
各メーカーともに番手でロフト角が定義されているわけではなく、もちろんアイアンごとにバラバラになっているんです。
「え?」と思ったそこの貴方、アイアンの番手とロフト角をちょっと見てみましょう。
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サムネイル画像は限定販売されたタイトリストC16コンセプトアイアン。
こちらもタイトリストの中ではストロングロフトのアイアンでした。
「ぶっ飛びモデル」なんて紹介されているアイアンも
ドライバーやウッドだけでなく、アイアンも最近は飛距離を前面に押し出して宣伝している商品が多いですよね。
そのぶっ飛びモデル!と謳われた商品は、もちろん反発力や重心位置など、メーカーの最新テクノロジーの結晶なんです。
が、しかしロフト角も多いに関係してきているんですね。
ロフト角を立てれば簡単に飛距離が伸びるわけですからね。
実際に新発売されたモデルの中からロフト角の差が大きなモデルを比較してみたいと思います。
「タイトリスト716 AP2」のロフト角は?
タイトリストの大人気モデルである「716 AP2」。
こちらのアイアンはロフト角が大きめに設計されているモデルです。
かと言って飛距離がでないわけではなく、綿密に計算されたウェイト位置により、ヘッドスピードをアップさせることに成功しています。
また、ウェイトを左右に配置することで、ミスヒットへの許容も広くなっているモデルです。
さて、このAP2ですが
#5 26度
#6 29度
#7 33度
#8 37度
#9 41度
PW 45度
となっています(PW=ピッチングウェッジ)。
「テーラーメイド M2」のロフト角は?
ドライバーでもキャロウェイの「エピック」と並んで大人気モデルとなっている、テーラーメイドの「M2」。
アイアンでも高い人気と抜群の飛距離を誇っているモデルですね。
テーラーメイドのお家芸「スピードポケット」を採用。
とにかくよく飛ぶ、との評判に加え、ミスショットがナイスショットに変わる、とまで言わしめた高性能アイアンです。
こちらのM2ですがロフト角はかなり立っています。
#5 21.5度
#6 25度
#7 28.5度
#8 33度
#9 38度
PW 43.5度
このようなラインナップです。
人気モデルのアイアンでも番手がこれだけ違う!
PWを見てみるとさほど違いはありませんが・・・
練習でもよく使われる7番アイアンについては
AP2 33度
M2 28.5度
実はAP2の33度というロフト角なのですが、M2では8番アイアンが33度。
このように番手1つ違うことになるんです。
さらに5番アイアンも
AP2 26度
M2 21.5度
になっています。
M2の6番アイアンが25度になっているので、AP2の5番よりもM2の6番のほうがロフト角が立っていることになるんですよね。
実際見比べてみると分かりますが、こんなに違うこともあるんです。
まとめ
アイアンのロフト角、ここまで違うとは驚きですね。
どちらがいい、というわけではないんですが、7番アイアンで150ヤード、などと決めている人にとってアイアンが変わるだけで飛距離が番手1つ以上変わってしまうこともあるんです。
なのでアイアンを新調する方は番手で考えるより、ロフト角で考えた方が飛距離のすり合わせが楽になりそうですね。
また初心者の方でアイアンセットを買う場合も、ロフト角を基準に他のウッドやユーティリティ、ウェッジを考えた方がクラブセッティングがしやすくなってきますよ。