ゴルフクラブ
アビ
あなたが使っているそのパター、あなたに合っていますか?
どんなパターを使うのかの基準は、人によって様々だと思います。
「先輩からもらったから」、「好みのプロが使用している」、「好きなブランドだから」、「見た目がカッコ良い」などなど・・・。
でも、そのパターがあなたのパッティングイメージと合っているかどうか、考えたことはありますか?
『パットはショットと同じ』タイプの人
パットには大きく分けて2つのイメージが存在します。
1つはショットと同じイメージ。
もう1つはショットとパットは別物というイメージです。
まず、ショットと同じタイプでパッティングする人ですが、当然のことながらショットと同じようなスタンス・前傾姿勢で構えます。
スイング軌道はインサイドインとなります。
全盛期のタイガー・ウッズはまさにこのタイプです。
このイメージと合致しやすいパターは、フェースの開閉がしやすいタイプで、具体的にはL字型や「スコッティ・キャメロン」に代表されるピン型です。
『パットとショットは別』タイプの人
一方、ショットとパットは別物と考えるタイプの方。
スタンスは少し広めで、前傾姿勢も深めとなり、スイングの軌道はよほどのロングパットではない限り、真っ直ぐ引いて真っ直ぐ押すストレートとなります。
このイメージと合致しやすいパターは、フェースの開閉が少なく直進性に優れたタイプで、具体的にはオデッセイに代表される2ボール型やマレット・ネオマレット型などです。
パットこそ、初心者が真っ先に手を付けるべき
ゴルフの初心者は経験者に連れられて、まずは練習場へ行きます。
そこで9番アイアンや7番アイアンを持たされ、フルショットをひたすら練習させられます。
当然のことですが、これが中々うまくいきません。
ゴルフの素晴らしさの1つに飛距離があるということは否定しませんが、この「うまくいかない時間」というのは非常に辛いものがあります。
ここで辞めてしまう人も少なくは無いはずです。
パットなら、初めてパターを握った初心者でもボールを転がすことが出来ますし、30分もすればある程度の距離感を掴むことも出来るでしょう。
初心者が最初に手を付けるべきなのは、「初心者でもやれること」であり、しかもそれがラウンドで役に立つことであることを考えると、パットではないでしょうか?
パットなら、プロにだって勝てる可能性がある!?
プロやトップアマと、一般のゴルファーの一番の実力差はアプローチとパットに現れると言われますが、普通のアマチュアゴルファーに300ヤード超のドライバーショットとか、180ヤードの距離を7番アイアンで上からドスンと止めるようなショットが打てるのかと言ったら、よほどのアスリートを除けば不可能です。
しかし、3メートルのパットなら、素人がプロにだって勝てる可能性はあります。
練習場で何百球もフルショットを打つことも否定はしませんが、練習場で綺麗な球筋を打てるようになることと、実際のラウンドで良いスコアで上がることとは比例しません。
何故なら練習場のようなシチュエーションは、実際のラウンドにはほとんど存在しないからです。
パターマットでひたすら真っ直ぐ打つ練習は地味かもしれませんが、1日10分でも毎日続ければ、次のラウンドで、確実に効果が実感できることと思います。
あなたがゴルフへ注ぎ込む情熱と時間を、少しパットに注いでみてはいかがでしょうか?