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Gridge編集部
【MSD42外伝】タイトリスト新アイアン4機種発表&アイアンフィッティングを体験!
こんにちは、じゅんやあくです。アイアンが苦手です。
ところで、先日タイトリストの新アイアン4機種発表のタイミングを受け、アイアンのフィッティングを受ける機会をいただきましたので、新アイアンの紹介と合わせてご紹介いたします。
はたして私に合うアイアンは見つかったのでしょうか?
共通の開発ゴールは“FEEL”
今回発表されたのは、新しいTシリーズ4機種(T100、T150、T200、T350)です。
数字の大きさとヘッドの大きさが対応しており、数字が小さいほどヘッドの小さい上級者向けモデル、数字が大きいほどヘッドの大きなやさしめのモデルとなっています。
ヘッドの大きさは異なりますが、いずれのモデルも軟鉄鍛造ボディにタングステンを内蔵し、CNCミルドによる平面精度の高いフェース面、前モデルから評価の高いバリアブルバウンスソールを搭載と、全体的に好評だった先代モデルを踏襲しています。
「それでは、いったいどこが進化しているのでしょうか」
一連の試打とフィッティングが終わった後、広報担当者からそんなクイズが出されました。
私が一通り試打して感じたことは、4モデルとも打感がいいということでした。
通常、アスリートモデルと呼ばれるアイアン(今回のモデルというとT100やT150)の打感がいいのは、最早当然と言っても過言ではありません。どこのメーカーのどのモデルを打っても、打感が悪いモデルはほとんどありません。
一方、いわゆるアベレージ向けモデルや“飛び系”と呼ばれるアイアンは、「パチン!」という弾く感じや、やや硬めの打感など、打感がいいと評価されるものはあまり多くはありません。
しかし、T200やT350を打つと、ボールがフェースにくっつくような打感が感じられ、ボールの飛び様もやわらかく、落ち着いた弾道でした。
はたして、広報担当者の答えは、「今回、全モデル共通の開発ゴールは“FEEL”、つまり感性領域の向上です。打感はもちろん、構えた感じや弾道の飛び様など、感性領域を向上させることが目標でした。これらは数値で表せるものではなく、プレーヤーテストのフィードバックにより実現しました」というものでした。
飛距離ややさしさを得るために何かを犠牲にするのではなく、飛距離ややさしさも維持・向上させながら、感性領域の性能もあきらめないという、同社のストイックな開発姿勢を垣間見ることができました。
プレーヤーとの対話の中から生まれた4モデル
以下が、今回発表された新アイアン4機種です(以下紹介文、タイトリスト公式サイトより引用)。
T100
PGAツアーで最も多くのツアープレーヤーから信頼されているT100アイアン。ツアーアイアンの基準を押し上げる、着実に進化したパフォーマンスと抜群のフィーリングをプレーヤーに提供します。
T150
T100のパフォーマンスとフィーリングはそのままに、プレーヤーにより自信を与える形状をもったT150アイアン。T100よりもさらに飛距離を求めるプレーヤーに向けて、高いボールスピードを発揮するツアーアイアンです。
T200
ツアーレベルのソリッドな打感を実現したT200アイアン。フェースの広範囲で抜群の打感とスピードパフォーマンスを発揮し、グリーンで止める力を妥協することなく大きな飛びを提供します。
T350
より大きな安心感と許容性を生み出すために新設計されたT350アイアン。新たな鍛造フェース、中空ボディ構造、そしてツアーテクノロジーによってデザインされ、ツアーアイアンのフィーリングを強く感じながらも、最大限の飛距離と許容性を提供します。
私に合うのはT150? T200?
さて、今回は30-30(30分-30球)という簡易的なアイアンフィッティングを受けました。
まず、現在の平均スコアやミスの傾向、7番アイアンに求めるキャリー飛距離などのインタビューを受けつつ、自身の7番アイアンでデータを取ります。
タイトリストがアイアンフィッティングで重要視しているのが、キャリー飛距離の精度(Distance Control)、ばらつきの抑制(Dispersion Control)、落下角度(Descent Angle)という“3つのD”とのこと。
つまり、ボールをきちんとグリーンに止められないとスコアリングは向上しないという哲学なのです。
私の場合、キャリーで140ヤードというのが目安で、現在のアイアンもそれを満たしていましたが、落下角度が少し足りなかったようです。
というわけで、現在の自身の持つ7番アイアンとロフトの近い2モデル、T150とT200からフィッティングしていくことにしました。
まずは、やさしそうなほうのT200から。
構えてみると、安心感もありつつ、そこそこのシャープさもあり、使い勝手も良さそうです。
実際に打ってみると、私のアイアン(31度)とほぼ同じロフト(30.5度)なのですが、しっかりと高さも出て、しっかりとグリーンで止まりそうな落下角度が得られ、トータル飛距離も変わりませんでした。
次にT150。
こちらは、構えたときに明らかに小振りで、やや威圧感を感じるものの1球打つと意外とやさしく感じられ、不安も払拭されました。
さらに意外だったのが、飛距離がそれほど落ちなかったこと。ロフトは32度なので、高さは十分に得られ落下角度も合格点でしたが、キャリー飛距離もしっかり140ヤード飛んだこと。
ちなみに今回は芝の上から試打をすることができたのですが、上記2モデルを含めた全4モデルとも、打感の良さはもちろん、外ブラらしいしっかりとしたバウンスを感じることができ、そんなソールのデザインが抜群の抜けの良さとともに方向性の良さに寄与していると感じました。
閑話休題。T150とT200、どっちが良かったのか。
私のウェッジのセッティングは50度、56度、60度なので、ウェッジとのつながりを考えるとピッチングウェッジが44度のT150のほうが相性が良さそうです。
しかし、T200の安心感、包容力も捨てがたい……。
そんなことをあれこれフィッターさんとお話していると、「タイトリストのフィッティングなら、たとえばピッチングウェッジだけT150にして、9番から6番をT200にすることもできます」とのこと。
フィッティングで、コンボセットを提案してくれることもあるそうです!
ただ、T150でも上の番手が打てれば問題がないはずと思い、5番も試打してみると、これが意外と打てる!
というわけで、私にピッタリのセットはT150(N.S.950 GH、S)となりました。
余談ですが、マニアックなシャフトの試打比較もデータを取りながらできるのが、タイトリストのフィッティングです。
実際今回、N.S.950GHとN.S.950GH neoの両方を比較したのですが、前者の方が結果が良かったため、このような結論に至りました。
アイアンの買い替えを検討中のみなさんもぜひ、タイトリストでフィッティングを受けてみてはいかがでしょうか。詳細は以下のサイトをご覧ください。