ゴルフクラブ
GREEN MAN
世界が注目!奇才のルーキー・デシャンボーがプロツアー初優勝!
今年のマスターズにアマチュアとして出場し、
見事にローアマを獲得したブライソン・デシャンボー。
マスターズ後にプロ転向を果たし、
全米オープンなどにも出場したが、
ついに9月2週の「DAP選手権」でプロ初優勝を飾った。
実は、この男はただの新人ではない。
クラブセッティングに革命をおこした
奇才のルーキーとして世界中から注目されているのだ。
アイアンからウェッジまでの10本が同じ長さ!
ゴルフの常識として、これまでロングアイアンは長く、ショートアイアンは短いクラブであった。
さらにウェッジはショートアイアンよりも短いというのは、世界中のゴルファーにとっての常識でもあった。
しかし、デシャンボーのクラブは、なんと3番アイアンからウェッジまで、10本のクラブがすべて同じ長さに揃えられている。
その長さも6番アイアンの37.5インチに統一。
そんな常識外れのセッティングで、今年のマスターズでも注目を集めたブライソン・デシャンボー。
しかし、その実力は本物で、プロ転向1年目にして9月の米下部ツアー「DAP選手権」で見事に優勝!
来年のPGAツアー出場権をほぼ確定させた。
大学で物理学を専攻し、自らを「ゴルフ科学者」と宣言!
アイアンからウェッジまでの10本は長さが同じだけではない。
実は3番アイアンからウェッジまでヘッド重量、ライ角、バンス角もすべて統一したセッティングになっているのだ。
そんな奇想天外なセッティングは、もちろんデシャンボー本人のアイデアだが、このデシャンボーはただの奇人ではない。
南メソジスト大学では、物理学を専攻したバリバリの理系で、ゴルフに関してさまざまな角度からも学生時代に研究している。
本人も、自らを「僕はゴルフ科学者である」と、クラブの知識には絶対の自信を持っているのだ。
ボール契約を結ぶ際にも、自分で塩水に浮かべてテスト!
プロになってから、ブリヂストンゴルフとボール契約を結んだ際の理由も、ゴルフ科学者らしいエピソードがある。
普通のツアープロゴルファーは、ボールを打って、良し悪しを判断するくらいだが、なんとデシャンボーは各メーカーのボールの塩水に浮かべて実験。
その実験の中で、どのメーカーのボールが均一に精度が高いのかを検証したという。
そのテストを終えたデシャンボーは、
「塩水にゴルフボールを浮かべて回転させると、重心が真ん中よりずれている球は水の抵抗が増え、早く回転が止まります。その検証の中で、ブリヂストンのボールが最も品質管理が最高でした」
と語った。
そして、ボールを契約を結んだのだ。
クラブセッティングも、ファッションもゴルフの思考も、契約の理由も、革新的だったデシャンボー。
今後はゴルフの成績でも革命的な記録を作りかもしれない。