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飛距離追求シャフトと飛距離追求ヘッドの組み合わせで、飛距離はどうなった?

ゴルファーなら誰だって今より飛ばしたいですよね!

ボールを飛ばす要素として一番馴染み深いのがヘッドスピード。ヘッドスピードが上がればもっとボールは飛ばせるんだけどどうやるの?

今回はヘッドスピードが簡単に上がるギアを紹介します。

ドラコン専門家JPDAが開発した超飛距離系シャフト

自分も所属しているドラコン団体JPDAが、全ゴルファーのヘッドスピードを上げるために開発した超飛距離系シャフトPROTOTYPE(プロトタイプ)-LD。

その名の通り、飛距離アップに焦点を当てて開発したヘッドスピード爆上がりシャフトです。

カラーリングも白に金のロゴ文字と黒に白のロゴ文字があり、選べるのも面白いです。

どんな特徴のシャフト?

ヘッドスピードを上げるにはシャフトの「しなり」をしっかり使うことがとても重要なのですが、そのシャフトのしなり戻りを使うのが苦手なゴルファーが意外と多いです。

でもこのシャフト自体がオートマチックにしっかりと高速でしなり戻り、ヘッドスピードを上げることで今までにないボール初速を体現します。

R、S、X等の一般的なフレックス表示がなく、ワンフレックスのシャフトでなんとヘッドスピード35~54メートル/秒(m/s)まで幅広く対応するシャフトです。

またキックポイントも2か所に設定しており、ヘッドスピードの違いで変わるしなり場所を最適に設計しています。

実はメチャメチャ柔らかい

ヘッドスピード54m/sに対応すると聞いて、一般的には物すごい硬そうというイメージもあるかもしれませんが、ヘッドスピード35m/sにも対応しますので、実際は物すごい柔らかいシャフトです。

動画で2本のシャフトを振っていますが、始めはシャフトの走りでは最も知名度があり、女子ゴルフツアーでも断トツの使用率を誇るシャフトメーカー、フジクラシャフトのSpeeder EVOLUTION V(スピーダー エボリューション ファイブ) 569(S)です。

続いて振っているのがPROTOTYPE-LD。

明らかにPROTOTYPE-LDのほうが大きくしなっているのがわかるでしょうか?

この大きなしなりと高速しなり戻りで、スイング等を変えることなく大きな飛距離を得ることができます。

ヘッドもドラコン団体が関わってます

ESTIVANT(エスティバン)というメーカーをご存じでしょうか?

福岡県にあるメーカーなのですが、実はこのメーカー、JPDAドラコンプロ(正確性と飛距離で戦うプロ)をサポートしているため、飛距離には並々ならぬこだわりがあるのです。

そのESTIVANTが開発したのがES-460シリーズ。

この特徴があり過ぎるクラウンは、もしかしたらどこかで見たことがあるかもしれません。

世界最硬を謳ったヘッド

このヘッドはチタン合金に非常にこだわってます。

一般的なドライバーヘッドに使用されるチタン合金は6-4チタンという物なのですが、ランク的にはかなり低価格帯の素材に位置付けされるんです。

低価格のフェース材はチタン合金の密度が低く、強度・引っ張り強度が低下し、ドライバーショットのエネルギー伝達力が減少するためボール初速が約5%前後も減少することがマシンテストで証明されました。

5%と聞くと非常に少ない数字に思えますが、例えばボール初速が1m/sでは約4ヤードですので、ボール初速が60メートルm/sのゴルファーでは約240ヤード飛ぶ計算なります。

そこから5%ロスすると約12ヤードの飛距離ロスを起こすことになります。

さらに、フェース材だけでも-5%ですので、ボディー材も低価格チタン合金になると、さらにエネルギー伝達力は低下します。

そこでこのES-460シリーズはコスト度外視と言ってもいいほどのチタン合金を採用し、すさまじく硬いヘッドに仕上げ、インパクトのエネルギーを余すことなくボールに伝える設計になってます。

またつかまりがとてもいいので、スライスに悩むゴルファーも思いっ切り振っていくことができます。

飛距離を追求しまくった組み合わせは最強!?

ドラコン団体が作った、ヘッドスピードを上げるために作ったシャフトにドラコン団体をサポートするメーカーが作った最硬のヘッドを組み合わせると驚異の結果になりました。

ここからは動画を見たほうが早いかもしれません。

PROTOTYPE-LDとES-460Dの組み合わせを試打しています。

※PROTOTYPE-LDシャフトは45インチに設定しております。

動画内で比較としているのがSpeeder EVOLUTION V 569(S)にエピック フラッシュです。

動画の初めのほうで比較用のエピック フラッシュを振った時のヘッドスピードが51.5m/s。

続いてPROTOTYPE-LDを振っていますが、なんとたたき出されたヘッドスピードは55.2m/s!

違いにして3.7m/sの差が出ました。

ヘッドスピードが1m/sで約5.5ヤードの違いと言われていますので、今回の結果だと単純計算で20.35ヤードも飛距離の伸びしろが生まれました。

このシャフトとヘッドは一般的な量販店には並ぶことがなく、試す機会が非常に少ないかもしれませんが、飛距離を欲しているゴルファーには本当に試してほしい組み合わせとなっています。