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ゴルフクラブ

Yanagi@TPIトレーナー&ドラコンプロ

ショートパットは外さない!ネオマレットパターを使いこなす方法!!

100切り前後のスコアになってくると、徐々にグリーン周りの重要性が身に染みて分かるようになってきますよね。

同伴の上司をティーショットで置き去りにしたのに、上がってみたら向こうはパーでこっちはボギー……。

「ゴルフは上がってなんぼだよ?」なんて嫌味を言われてしまう始末、なんて経験ありませんか?

どんなに素晴らしいティーショットを打っていても、入れごろ外しごろのパターを外し続けていると、3桁スコアの会をなかなか退会できません。

ドライバーやアイアン、アプローチは練習すればするほど上手くなる訳ではありませんが(下手を固める可能性あり)、パターはよっぽど検討外れの打ち方でなければ、練習した分だけ上手になります。

そこで今回は、スコアアップのお助けパター、ネオマレットパターを使いこなす方法をご紹介します!

ネオマレットパターの歴史

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ネオマレットパターの先駆けといえば、オデッセイの「2ボール」パターでしょう。

2001年に発売され、宮里藍が使用し大ヒットしました。発売からそろそろ20年経ちますが、未だに愛用者も多く基本的な形は大きく変えず、フェース素材やネック形状などさまざまなバリエーションを増やしながら発売されています。

宮里藍は選手生活の晩年、2ボールからパターを変えて「人生で初めて」パターのスランプに悩まされていましたが、父・優さんが自分で使用しようとアメリカに持ち込んだ2ボールパターをたまたま打って好感触をつかみ復調していきました。

そしてオデッセイの2ボールと並んで大ヒットモデルとなったのが、テーラーメイドの「スパイダー」です。こちらもモデル発売から10年が経過し、アマチュアゴルファーだけでなく、PGAツアーでのシェアも確実に伸ばしてきています。

パターに苦しんでいたローリー・マキロイもスパイダーXに変更してから復調し、2019-2020年度の米国男子ツアー賞金ランキングでも2位につけています(1月10日現在)。

ネオマレットパターの特徴

ネオマレットパターの特徴として挙げられるのは、

【メリット】
1.ヘッドの慣性モーメントが大きく、ミスヒットに強い
2.ヘッド重心が深く真っすぐにストロークしやすい
3.ヘッドがスクエア形状のため方向性が出しやすい
4.ヘッドの重量で距離感を出しやすい

【デメリット】
1.ヘッドが重過ぎるため切り返しでミスしやすい
2.フェースを開いてテイクバックするとインパクトまでにヘッドが戻らない
3.ある程度グリップ圧を強くしないと安定しない

という点でしょうか。

ネオマレットのパターは扱いになれると非常に強い味方になりますが、ピン型やL字パターのようにある程度開閉するスイングが染み付いている場合は、ネオマレットのデビュー戦ではプッシュアウトや引っかけが出やすいので注意が必要です。

ネオマレットパターの打ち方

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ネオマレットパターはそのヘッド形状から、極端にヘッドが重くなりやすく、パターの中では「振りにくい」クラブになります。

ネオマレットパターは慣性モーメントが高いため、テイクバックした方向にヘッドが動き続ける力が強くなります。そのため、切り返しの間(ま)が大きくなってしまい、切り返しのタイミングでミスしてしまう場合があります。

そこでまず最初のポイントは、「できるだけ短く握る」ということです。また、できる限り短いシャフトを選び、バランスが極端に重くならないようにしましょう。

ヘッドの重さを感じなくなるくらい、短く握ることがネオマレットパターを上手に扱うためのポイントです。

スイングのコツとしては、グリッププレッシャーを強くし、ややハンドファースト(もしくはフォワードプレスを入れる)でパッティングしていきましょう。

ネオマレットパターで一番気をつけなければならなないのは、フェース面の管理です。

グリップが優し過ぎたり、細いグリップを使用していると、ヘッドの重みに負けてフェース面がコントロールしにくくなります。

そして手打ちは厳禁です。

振り子タイプの人も、直線タイプの人も、手先でヒョイっとパターを上げてしまうと、1メートルのパットすら上手く決まらないでしょう。

腹筋や背筋を意識し、なるべく大きな筋肉を使って打つようにしましょう。

ネオマレットパターで打ち出しがブレる原因

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ネオマレットパターを使ったのに、プッシュアウトや引っかけでショートパットが決まらないという人は、以下のポイントを気をつけてください。

【プッシュアウト】

フェース面を管理し、大きな筋肉で打っているのにプッシュアウトしてしまう人は、ほとんどの場合ヘッドアップが原因です。

ルックアップは構いませんが、ヘッドアップし体が起きてしまうと手元が持ち上がることでフェースが開いてしまいます。

もしくは、インサイドインのイメージが強過ぎてしまい、インサイドアウトになってしまっている可能性が考えられます。

【引っかけ】

手首を使い過ぎている可能性があります。左手首が甲側に折れてしまうとフェースが閉じてしまうので、ハンドファーストの意識を強く持ちましょう。

それでも安定しない場合はグリップを太くしたり、グリップの握り方を変えてみましょう。

また効き目が右目(右打ち)の場合、カップ方向を見る動きが強くなるとフェースが被りやすいので注意してください。

【まとめ】ネオマレットパターの上手な打ち方

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1.グリップは短くしっかり握る
2.ややハンドファーストに構える
3.背中や腹筋をしっかり使い手先で操作しない
4.なるべく直線的な軌道でスイングする
5.カップインの音が聞こえるまで姿勢を変えない

この5つを守れば、ショートパットは“無双”できます!

入れ頃外し頃をしっかり拾い、ベストスコア更新しちゃいましょう!