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自宅で簡単DIY!リシャフト(スリーブの取り付け)方法

今となってはドライバー等のウッド系のシャフト交換はスリーブ、いわゆる“カチャカチャ”によって容易になりました。

もし、スリーブを自分で取り付けることができたらリシャフトが気軽に楽しめるとは思いませんか?

今回はそのスリーブを自分で取り付ける方法をご紹介します!

まずはシャフトの選定から

今回、選んだシャフトは三菱ケミカル製でTENSEI AV BLUEの55Xです。

日本では販売していないUSモデルですが、ジーパーズさん等で入手可能です。

このようなシャフトは自分で購入しない限り、試打が難しいので自分でリシャフトします!

どのような結果になるかわかりませんが、それはお楽しみです(笑)。

必要な道具(其の壱!)

クラブの全長を計測するルーラーです。

これがなければ長さを測ることができませんので必要です。

クラブ長さの計測法には“60度法”と“ヒールエンド法”の2種類がありますが、一般的なのは“60度法”のほうで、このルーラーはそれに対応しています。

価格は1万円前後で入手可能です。

必要な道具(其の弐!)

次はバランス計測器です。

クラブを組み上げる際、バランスを調整するために必要です。

よく“D1”とか“D3”とか聞いたことがある方は多いかと思いますが、これをスイングウェートと言い、すべてのクラブで、例えばD1ならD1で揃えることが一般的には好ましいとされています。

しかし、各個人のフィーリングや感性が影響するので正解はありません。

あくまでも参考程度にしたほうが良いと思います。

こちらも1万円前後で入手可能です。

必要な道具(其の参!)

こちらが主役の“カチャカチャ”です。

これがなければ何も始まりません。

私のエースドライバーはタイトリストのTS4なので、タイトリスト用のスリーブを入手します。

Amazon等でサードパーティーの互換品が流通しているので手軽に入手可能ですが、あくまで互換品で、純正品ではないので精度もモノによっては異なります。

事前に評価やコメントをよく調べることが大切です。

こちらは1000円~1500円程度で入手可能です。

必要な道具(其の四!)

シャフトとスリーブに付ける接着剤です。

なかでもメタルロックは超強力で工房でも使用されている定番品です。

これを購入すれば間違いないと思います。

価格は1000円程度で入手可能です。

いよいよ取り付け作業です!

上記で紹介しました工具を駆使しながら本番のスリーブ取り付け開始です。

まず、一度シャフトにスリーブを奥まで差し込んで位置の確認です。

画像のように目印にテープを貼り、シャフトの塗装を紙ヤスリで剥がします。

ここで表面の塗装をキレイに剥がさないと接着剤の効果が弱くなるので必ず剥がしましょう。

接着剤の塗布を行います

綿棒等でシャフトとスリーブにまんべんなく接着剤を塗布します。

このエポキシ系接着剤は時間との勝負です。

約5分程度で硬化が始まりますので手短にシャフトとスリーブの位置合わせを行いましょう。

希望の長さに合わせます

スリーブを取付けた後は実用強度に達するまで1時間程度は置きましょう。

接着剤が固まったら実際にヘッドを取付けて長さを合わせます。

今回はグリップエンド込みで45.25インチとなるようにしました。

長さが決まったらシャフトをカットします

長さが決まればシャフトをカットします。

カーボンシャフトは炭素繊維なのでミスをすると繊維がほどけます。

画像のようにテープを貼ると繊維のほどけを防止できるのでテープの上から素早くノコギリで切断しましょう。

グリップを取り付けます

ここまで来ると最終段階です。

お好みのグリップを取り付けて乾けば完成です!

バランスと重量を計測してスペックを確定させます

バランス計測器でバランスを調整します。

私は軽バランスが好きなので、ヘッドのウェイトを外して「C6」にしました。

これでようやく完成です!

最後に長さ、バランス、重量を記したテプラを作成してシャフトに貼り付ければ完成です!

このような貼り方をするといかにもツアー仕様のような見た目になり、カッコよく仕上がります。

モチベーションも上昇するのではないでしょうか。

私はこれまで3本のクラブでスリーブ取り付けを行いましたが、どれも破損等なく満足な仕上がりです。

以上、自分でスリーブを取り付ける方法のご紹介でした!

自信のある方は、手順と安全面を十分確認した上で行ってください!