ゴルフクラブ
ロマン派ゴルフ作家の篠原
新・貧打爆裂レポート『NEW egg フェアウェイウッド』
今回の新・貧打爆裂レポートは、2019年9月13日に発売されたプロギア『NEW egg フェアウェイウッド』です。
いつものようにコースに持ち込んでラウンドしてみました。「未知のインパクトが、飛距離を伸ばす。」というコピーの真相に迫ります。動画も含めて試打レポートします。
新しいeggスプーンは超低重心!
『NEW egg フェアウェイウッド』は、プロギアが2019年9月13日に発売したクラブです。
過去を振り返ると、プロギアはゴルファーを虜にするフェアウェイウッドを世に出してきました。フェアウェイウッドはプロギアだと決めているゴルファーも少なからずいます。
フェアウェイウッド、特にスプーンはゴルファーとの相性があります。自分に合ったスプーンに出逢えないことが、苦手に直結しているというパターンが、世の中にはたくさんあるのです。
『NEW egg フェアウェイウッド』は、思い切ったフェアウェイウッドです。3番と5番の構造が面白いのです。
クラウンは軽いチタン合金でフェースまで一体構造で作り、ソールを重いタングステン合金で作っているのです。
クラウンをカーボン、ソールとフェースが一体構造というフェアウェイウッドはよく見ますが、『NEW egg フェアウェイウッド』は違うのです。
その結果、重心高19.5ミリという超低重心になっただけではなく、反発係数0.80というルール適合でギリギリの反発性能を発揮するフェースになったそうです。
構えてみると、全体の薄さを最初に感じました。そして、構えやすいです。フェースが狙い所にスッと向いてくれます。
試打したのは、ロフト15度のスプーンです。シャフトは純正の「M-46」(フレックスS相当)です。
『NEW egg フェアウェイウッド』はやさしそうに見えます。アドレス時に安心感を持つゴルファーも多いと思います。
あらゆるゴルファーを満足させるeggらしいフェアウェイウッド!
動画を見てください。
『NEW egg フェアウェイウッド』は、まず良い打音がします。澄んだ単音で、気持ちが良いです。打ち応えは軽く感じます。
シャローなヘッドは、イメージ通りにボールを拾ってくれます。
『NEW egg フェアウェイウッド』で驚くのは、弾道です。かなりの強弾道なのです。
普通、シャローなヘッドでボールを拾えるフェアウェイウッドは、球が上がる代わりに、飛距離性能が劣るという方程式がありました。そういうときは、高弾道だが、弱いというように表現します。強弾道の逆です。
一発目は、きれいなストレートボールで、210ヤードの飛距離でした。
強弾道なボールが出るとは想像していなかったので、ちょっと驚きました。ボールの高さは高弾道と中弾道の中間ぐらいです。
次はティーショットで使ってみました。5ヤードも曲がらない小さなドローで220ヤード飛びました。
『NEW egg フェアウェイウッド』は飛びます。トップレベルです。
その後も何回も使いましたが、ボールはあまり曲がりません。出球の方向にそのまま飛んでいきます。
ライが悪く、打ち込んだときだけ、出球が左に行きましたが、それ以外は狙ったところに楽々打てました。
『NEW egg フェアウェイウッド』は、いろいろなゴルファーに打ってほしいとオススメします。
非力でも、けっこう打てる人でも、使えるような気がします。というのは、ややとらえる動きがありますけど、それ以外にはクセがないからです。
一見、やさしそうに見えますが、本格的なクラブです。
ボールを拾って、飛ばす以外の部分は、使い手の技量に任されているフェアウェイウッドだからです。
『NEW egg フェアウェイウッド』は、今まであまり市場にはなかったクラブです。
だからこそ、フェアウェイウッドが苦手だと感じているゴルファーにオススメしたいと思います。
『NEW egg フェアウェイウッド』は、打っていて楽しくなるクラブでした。
また、ソールデザインもモノトーンで渋いところがカッコ良くて好感を持ちました。
『NEW egg フェアウェイウッド』は、男女兼用です。シャフトのバリエーションで誰でも打てるコンセプトです。
少しでも興味があったら、打ってみることを強くオススメします。