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ゴルフクラブ

TeruさんGolf

苦手なクラブを使わない!メンタルでセッティングを組むという考え方!

タイ出身のプロゴルファー、アリヤ・ジュタヌガーン(写真)という選手をご存知でしょうか?

彼女のキャディバッグにはドライバーが入っておらず、ロングホール(パー5)でも3番ウッド(3W)でティーショットを放ちます。

彼女の場合、ドライバーが打てないという理由ではありませんが、一般的な考え方から見てもドライバーがないというのは少し特殊かもしれません。

しかし、「いらないクラブはバッグに入れない」というのはメンタル面から考えても大きな効果があるかもしれませんよ。

苦手なドライバーをやめた

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筆者は恐ろしくドライバーが苦手です。

調子がいい時はそれに伴ってスコアも安定するのですが、ほとんどの場合14回来るドライバーのティーショットのうち5~6回もOBしてしまいます。

なのにアイアンではそういったミスはなく、概ね狙ったところに打てるんです。

こういうラウンドを繰り返すと、ドライバーを打つことが心底嫌になってくるんです。

ボールはなくす、特設ティーから4打目を打たないといけないなどのことを考えると、もうドライバーを打つなんて考えたくもありません。

そういうことから、ドライバーを打つのは「OBがない」ホールだけにし、他はユーティリティーで打つことにしました。

すると、当然ですがそこまで悪いスコアにはならないのです。

思い切るのならクラブを入れない

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そうすると不思議なモノで、OBでもいいやと思って打つドライバーがきれいにフェアウェイに打てることが増えました。

ユーティリティーよりはそもそも飛ぶクラブですから、力を入れて打つ必要もないので、気楽にショットができるようになったのです。

何が言いたいのかというと、苦手なクラブを打ち続けることは精神的に非常につらいということです。

ゴルフの花形ともいえるドライバーが、一番見たくないクラブにまで変わってしまうくらいです。

しかし、そもそもドライバーがなくてもゴルフはできます。むしろ筆者の例から考えると、ドライバーがないほうがスコアはいいのです。

一般常識から考えるとドライバーは必要かもしれませんが、無理にバッグに入れる必要はありません。

むしろ、メンタル面から考えるセッティングでいえば、思い切ってクラブを用意しないほうがいいことだってあるのです。

自分の苦手なクラブ抜きでラウンドしてみては?

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今回は筆者の例ですが、ロングアイアンが苦手ならロングアイアンは抜く、ウッドが苦手ならそもそもバッグに入れないなど、メンタル面を優先してクラブセッティングを決めるのも一つの手段です。

ショートアイアンやパターがないとゴルフになりませんが、遠くの距離を飛ばす、一般的に難しいとされるクラブは別になくてもスコアメイクは可能です。

むしろ、飛ばそう、楽にプレーしようなどと考えることがよりゴルフを難しくしてしまっていることもあるのです。

一度だまされたと思って、自信を持てるクラブだけでラウンドしてみてはいかがでしょうか。