ゴルフクラブ
Gridge編集部
「これが噂の+2番手!」ヤマハ インプレスUD+2は本当に飛ぶらしい。
ごきげんよう、Gridge編集部のヒッティです。
ヤマハの、“飛び系”を超えた“ぶっ飛び系”クラブ「inpres UD+2」。
商品名に表されているように「Ultra Distance(ウルトラ ディスタンス)」で、番手が「+2」、つまり2つ上がったかのようなの飛距離を実現するこちらのシリーズ。
初代は2017年に発売。まずはアイアンから発売されたシリーズが好評を博し、ウッドが後から追いかけるような形で販売開始されました。
その噂の「+2番手」が新しいテクノロジーを引っさげて再登場です!
目次
ここが新しい① ヘッドターンエネルギー構造
(※写真はヤマハゴルフ ホームページより抜粋 http://golf.yamaha.com/products/inpres_ud2_driver.html)
ボール初速がアップする要因として、重心がシャフト軸から遠い(重心距離が長い)ことが上げられます。
昨年ヤマハが着目し、同社の基幹モデル「RMX(リミックス)」で採用したヘッドターンエネルギー構造。
フェース全体をトウ側に3ミリ移動させたそうです(ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティが対象)。
でも、重心が軸から遠いと、一般的にはヘッドが返りにくいと言われていますが…?
そこは重心角を33度という極限に近い角度に設計し、つかまりやすさを両立させているのです。
さらに構えたとき上から見たヘッド面積(投影面積)が前作よりも拡大していて、ゴルファーに安心感を与えてくれます。
実際ヒッティも構えてみましたが、「大きいけど大きすぎない」「シンプル」で構えやすいと思いました。
ここが新しい② チップウェイトテクノロジー
(※写真はヤマハゴルフ ホームページより抜粋 http://golf.yamaha.com/products/inpres_ud2_driver.html)
通常は、インパクト時にシャフトが大きくしなって、ヘッドがシャフトよりも後ろで球をとらえがちです。
そこで、このシャフトがたわむ部分におもりを付けることによって、たわみを軽減しエネルギーロスを防ぐのが「チップウェイトテクノロジー」です。
こうすることによって、ヘッドがインパクトの時にきちんとシャフトより前でボールをとらえられます。
しかも通常シャフトがたわんだ状態でのインパクトは、ヘッドが下を向いてロフトが立ってしまうのですが、このチップウェイトテクノロジーがあれば、ヘッドがインパクト時にロフト角通りに当たってくれるので、ボール打ち出し角も最適にすることが可能です。
ヤマハ独自の快音設計
そして、今でこそ各メーカーが気を配っている「打球音」ですが、本格的な音にこだわったのはヤマハが最初だと言われています。
もちろん、楽器音響開発に携わるヤマハの研究開発部門との共同研究により実現する、ヤマハの強みです。
今回のモデルは、前作よりも「キーン」という高めの爽快な打球音になっているそうです(プロゴルファーのタケ小山さん談)。
発表会は和気あいあいとしたムードで
ゲストには、トーナメント解説者としても有名なタケ小山さん(写真右から3番目)、カリスマクラブフィッター鹿又芳典さん(右から4番目)、アマチュアゴルファー代表として、プロゴルファーの奥様を持つテレビリポーターの阿部祐二さん(右から5番目)。
インプレッションやクラブに対する質問などを、クラブ開発者のお二人と一緒に語ってくれました。
上の写真のスクリーンに映し出されているのは、鹿又さんの試打記録。確かに、各クラブ「+2番手」の飛びになっています!!
すでに新製品を打ったというタケ小山さん、鹿又さんは、「飛ぶ」「つかまる」と太鼓判。
ドライバーだけでなく、「飛び系アイアンもここまで来たかという、薄さと打ちやすさ」と絶賛していました。
数々のクラブを試してきているお二人、そして現行品を愛用しているという阿部さんも「練習しなくても飛ばしたいという人にピッタリ。練習しなくても飛んでくれます」とオススメしていました。
アイアンを構えた感じ
確かに
全然「ぼてっ」としていない!
これで飛んで、安定してって聞いたら…買いたくなっちゃうじゃないですか!
ドライバーも
こんな感じ。
つかまるらしいけど、フェースが被っているようには見えません。
全体に濃いブルーで、シンプルな形状に好感が持てます。
レディースも+2番手!
レディース(女性用モデル)ももちろんあります!
新しいUD+2の開発にあたって、実際に試打会やイベントなどで多くのアマチュア女性ゴルファーのデータ収集とヒヤリングを行い、女性のためのクラブセットを設計したそうです。
デザイン面は、ピンク色、キラキラやリボンなどの女性らしいアイコンがなく、まったくこびていない感じが個人的には大好きです(笑)。
実は学生時代に同社の「インプレス」を使っていて、長年愛用していました。
当時でも打ちやすくて簡単に飛んでいくので、驚いた記憶があります。
「飛ぶ喜びを、すべてのゴルファーに味わってほしい」というヤマハさんの熱意が込められた今作。
もう一度、新作インプレス打ってみたくなりました。
ありがたい蛇足
ちなみにヤマハさんの発表会は、毎回お手土産にどら焼きをご用意してくださるらしく、仕事をしながら美味しくいただきました。