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初心者

もーりー

アプローチで“ボールを上げられないイップス”になってしまった!?

皆さんゴルフを楽しんでいますか?

こんにちは、ライターのもーりーです。

いよいよ最終戦を残すのみとなった日本女子ツアー。

この佳境を迎えた時期に残念なニュースがありました。

元賞金女王の森田理香子選手が来年以降の休養を発表。

事実上の引退かとも言われていますが、森田選手のここ数年の不調の元凶はアプローチイップスに陥ったことにあるようです。

そう言われて考えてみると、私もここ数年アプローチに関するある“イップス”に悩まされています。

最初は得意だったんです…

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私のイップスは“アプローチでボールを上げられない”こと。

ゴルフを始めたばかりの頃はアプローチといえばサンドウェッジ(SW)一辺倒。

ピッチショットというよりロブショットに近い球筋です。

冬の枯れ芝からでもボールを上げていくもんだから、同伴プレーヤー(上司)から呆れられていたのを覚えています。

しかし100切りを達成して、グリーン周りではいつしかアプローチウェッジ(AW)でのピッチ&ランや8番アイアンのランニングアプローチが中心になってきました。

しかしそういった技の引き出しが増えた代わりにある代償を払うことになったのです。

それはボールを上げるアプローチがまったく打てなくなってしまったこと。

あんなに得意だったロブショットを打とうとしてもダフりかトップしか出ないのです。

そしてそれに連動するようにまったく苦にならなかったバンカーショットが大の苦手になってしまいました。

グリーン周りはランニングアプローチやパターで誤魔化せますが、ある程度ボールを上げていく必要がある20~50ヤードくらいのコントロールショットやアゴの高いバンカーショットになると大叩き確定…という日々が続きました。

対策①フルショットの距離にレイアップ

アプローチでボールがふわりと上がらない。

練習場では時々打てたりもするのですが、いざラウンドとなると緊張してしまい失敗してしまいます。

そこで私が考えたのが“ボールを上げる必要がある状況を作らない”こと。

例えばグリーンまで残り170ヤードのやや深いラフからのショット。

うまくいけばグリーンに届きますが、少しでも失敗すると20~30ヤードのアプローチが残りやすい状況です。

私はこういう時に敢えてウェッジを握って次をフルショットで打てるフェアウェイにレイアップするようにしています。

消極策のように感じますが、逆に80~120ヤードくらいのフルショットやスリークォーターショットが絶好調な私にとっては、このほうが少ない打数でグリーンオンする可能性が高いのです!

ゴルフはいかにボールを飛ばすかではなく、少ない打数で上がれる場所にボールを運べるかが大事なわけですからね。

対策② “寄せる”のではなく“乗せる”!

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このようにラウンド中に“ボールを上げるアプローチ”を徹底的に避けるようにしていますが、だからといってそれを100%避けられないのがゴルフ。

当然ラウンド中に何度かはボールを上げる必要がある状況が出てきます。

しかし最近になってそんな状況の時に考え方を改めるようにしました。

それは『“寄せる”のではなく“乗せる”』ということ。

ボールを上げるアプローチってその球筋(高く上がってランが出ない)もあって、知らず知らずのうちにピンに“寄せる”意識が強くなっている気がしたんです。

寄せようとするから逆にボールは上がらないしミスも頻発するのではないかと。

ですから「グリーン上の2パット圏内に“乗せる”ことさえできればいいや!」という気持ちで打つようにしています。

そうすると不思議なもので、たまにはボールがふわりと上がってくれたり、ミスも最小限におさまってくれるようになってきました(メンタルって大事なんだな、と改めて感じています)。

まだまだ意図的にボールを上げることは到底できませんが、少しずつ光が射しつつあるので、これからも考え過ぎずに苦手になってしまった“ボールを上げるアプローチ”と向き合っていこうと思います。

これをイップスと呼ぶかどうかは意見が別れるかもしれませんが、皆様の参考になることを祈りつつ…。

それでは、また!