初心者
LITTLE RED BOOK
【126切り講座】30年プレーしても100を切れない人の共通点
こんにちは、リトル・レッド・ブックです。
先日、60歳過ぎのベテランゴルファー3人とラウンドする機会がありました。
みなさんゴルフ暦は長いのですが、スコアは110前後の方々です。
彼らのプレーを観察していると、いくつの共通点があることに気づきました。
今日は「30年プレーしても100を切れない人」の共通点についてお話しします。
なぜか、すべてのティーショットをドライバーで打つ
30年プレーしても100を切れない人は、なぜかパー3を除くすべてのティーショットでドライバーを握ります。
そして、そのドライバーを大振りして、数ホールに1回の割合でチョロ(球がほとんど飛ばないショット)を打っているのです。
この日の同伴者は、パー4とパー5のティーショット14回すべてでドライバーを握り、そのうち5回チョロを打っていました。
この人のドライバーの平均飛距離は、約115ヤードということになります(計算方法:180ヤード×9回+ほぼ0ヤード×5回=平均約115ヤード)。
計算上は、すべて9番アイアンで打ったほうがマシだったということになります。
ティーショットは200ヤードも飛ばす必要はありません。
100を切るためには、あなたにとって一番確実に前進できるクラブで打てば良いのです。
なぜか、すべてのホールでパーを狙っている
30年プレーしても100を切れない人は、なぜかすべてのホールでパーを狙っています。
しかし、冷静に考えてみましょう。
そもそも平均スコア110の人が、狙ってパーを取れるはずがないのです。
正しい目標は「ボギーとダブルボギーを半分ずつ取ること」です(これでスコアは、1×9+2×9+72=99になります)。
ところが、30年プレーしても100を切れない人は「パーを取る気満々」でティーグラウンドに立つのです。
100を切るためには、毎回ボギーを狙って、実際にはその半分をダブルボギーで上がれば良いのです。
なぜか、パッティングは型なしだと信じ込んでいる
30年プレーしても100を切れない人は、なぜかパットの練習をしません。
ラウンドの朝、練習グリーンで仲間と雑談に興じています。
なぜなら、パットには型がない、その日の運次第だと信じているからです。
しかし、パッティングが下手なのは、明らかに技術の問題です。
パットが上達するためには、自分を型にはめて、繰り返し練習する以外に方法はないのです。
具体的な方法は、次回以降説明します。
まとめ
30年プレーしても100を切れない人は、過去の経験を再現しようとしています。
つまり、今の現実にあったプレーができていません。
それでは、30年プレーしても100を切れない人は、何をどう変えればいいのでしょう?
(1)全体的に、分不相応な高望みをしないこと。
(2)ティーショットは150ヤード確実に前進できれば満点と考えること。
(3)最初はボギー狙いで、途中でミスをしたらダブルボギー狙いに切り替えること。
(4)どんな場合でもダブルボギーは死守すること。
(5)パッティングはアプローチとの役割分担で考えること。
このうち(5)については、次回以降改めて説明します。
このコラムを読んだ人は、次回のラウンドで、上記の(1)から(4)までを試してみてください。
皆さんの明日のゴルフのお役に立てれば幸いです。