Gride

gettyimages/586107972
getty

初心者

Nick Jagger

カップを見て素振りをすれば、タッチが合ってショートしなくなる

バーディパット、あるいはパーパットといったチャンスの場面では、当然「絶対に入れたい」という意識が強く働きます。

そのようなケースでは、残念なことにたいていしびれてショートしてしまうのが、スコア100前後のゴルファーの傾向といってもいいでしょう。

肝心なタッチよりもラインを優先していないか?

getty

パッティングにおけるカップインの確率を高める要素は何かといったら、ラインの読みとタッチであることは、誰もが知っています。

この2つが噛み合わなければ、曲がるラインどころか、ストレートなラインも絶対に入ることはありません。

では、なぜアマチュアゴルファーはショートする傾向が強いのかというと、絶対に入れたいパットほどラインを慎重に読み、肝心なタッチが疎かになってしまうからです。

ラインのほうが意識が強いということは、途中のスパットを通過させることばかりに集中し、カップに意識がないのです。

そこでカップを見ながら、素振りをすることをお勧めします。

これは目からの情報に体のセンサーが反応し、ジャストタッチに近いストロークになるからです。

大事なパットほど、ラインよりもタッチ重視です。

カップを見ながら素振りをすれば、ショートするミスは激減することでしょう。

ボール2個分カップインする幅はある

getty

カップの幅は10.8センチです。

そのカップに対して、アベレージゴルファーはボールの“入り口”をボール1個分の幅しか意識していないようです。

カップの大きさを考慮すれば、“入り口”は厳密に言うとボール2個分あるのです。

フックラインを例にすると、狙ったラインをカップの右端に合わせておくと、強ければ右から入りますし、弱めにヒットすれば左から入ります。

ボール2個分カップインする余地があると、狙いの幅も広がりますし、多少の打ち過ぎや弱めのヒットも許容範囲が大きくなるのです。

ど真ん中から入れようとは思わない

getty

ところが、多くのアマチュアが意識するのは、ど真ん中からカップインさせることです。

真っすぐか左に切れるラインですが、入るパターンは強めに真ん中から入れるか、弱ければ左カップギリギリで入るかになります。

つまり、ボールの幅1個分しか使えていないのです。

絶対に右に曲がることのないことがわかっているラインで、ボール1個分フックすると読み切ったなら、右端から入れるイメージでストロークすれば、カップの両端も入り口になるのです。

ど真ん中からカップインさせようという意識は不要ということです。

ラインよりもタッチを優先して、ボール2個分の“入り口”を意識する。

これだけで、パット数がみるみる減っていくはずです。