初心者
Nick Jagger
打感に惑わされず、ダフリ、トップの正しい原因を知る
アイアンショットの2大ミスショットであるダフリとトップは、インパクトの感触も結果もまるで違うことから、原因もまたまったく違う別物のミスショットだと思っている人も多いことでしょう。
ダフリもトップも交互に連発してしまう日などはどうしていいのかわかりませんよね。
打感だけでトップだと思ってはいけない
アマチュアゴルファーの場合、ダフリとトップの原因は、実のところ9割以上が同じ原因と考えていいでしょう。
まず、本来のトップボールというのは、ボールの赤道よりも上部に直接クラブヘッドがヒットして、低いライナー、あるいはチョロという結果になるボールです。
しかし、このようなトップボールが出てしまう人は、ほとんどいないのです。
確かに、クラブの刃先でボールを打って、グリーンサイドから低いライナーでOBを打っている人はたくさんいますが、それはボールの手前で一度クラブが地面に触れてからヒットしているのです。
もし、インパクトで直接ボールをヒットしたトップの場合、鋭角なインパクトなら地面にボールがめり込まなければ、物理的におかしいはずです。
皆さんはヒットした感触、つまり打感だけでトップしたという間違った自己判断をしているのです。
トップだと思っていたミスは、実はダフリだった
アマチュアゴルファーがトップだと思っているミスショットは、ほとんどダフリだと思っていいでしょう。
つまり、ボールの手前で一度クラブヘッドが地面に当たり、その勢いでアッパー軌道になり、ボールの赤道をヒットしているのです。
この原因はボールを上げたい、しっかり当てたいという意識から生まれているのです。
ボールを上げたいと思えば、すくい打ちになり、しっかり当てたいとなると、体の動きが小さくなってしまいます。
その結果、手打ちになり、体重移動も不十分となります。
ということは、アドレスで構えた位置にクラブヘッドが戻ってきません。
それが、結果として最下点の手前の地面にクラブヘッドが下りてきて、跳ね返されるというのが、多くのトップボールなのです。
グリーン周りでは、もっとスタンスを狭める
ダフリ、トップとも同じ手打ちが原因だということが理解できたと思いますが、多くの場合、残りの距離に対してスタンスが広過ぎることで、フットワークがスムーズに使えず、腕やクラブが暴れてしまう傾向があります。
特にグリーン周りからトップさせて痛い目に遭うことが多いという人は、少しスタンスを狭めるようにするといいでしょう。
ダフリとトップの原因が同じであると思えば、対処法も別々に考えずに済みます。